白髪の紳士「女の子にこんなことさせて申し訳ない」➡︎数ヶ月後、ホテルで偶然に紳士と再会した結果・・・

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酷い胃痛で目を覚ますと、ソファーベッドに横たわっていた。 

おじさまが冷静に対応してくれた、とA君に聞いた。恐らく貧血だろう、とも。 

「心配しましたよ、倒れちゃうから」 
「ごめんね、A君お腹空いたでしょ」 
「先生が元気なのがいいんです、食卓を囲む時は尚更」 

まじまじとA君を見る。 
よく見たのは初めてかもしれない。 
…野球選手のムネリンとやらに似ているらしいけど、テレビをあまり観ないから分からない。 

「ありがとう」 
そう言うと、「先生の教えかた好きなんです」とはにかんだ。

 

66: 名も無き被検体774号+ 2012/01/14(土) 13:57:47.12 ID:EuZG9Jty0
面白い

 

68: ◆bN5NHW/.U6 2012/01/14(土) 14:53:47.96 ID:XJZmyDoz0
みなさまありがとうございます。 
>>1です。 
スマホの調子が宜しくないのでトリップをつけておきますね。 

 

70: ◆bN5NHW/.U6 2012/01/14(土) 15:34:25.86 ID:XJZmyDoz0
「安静にしていてください」 
おじさまが戻ってきた。 「ダイエット無理しすぎていませんか?」 おじさまは恐らくダイエットじゃないことに気付いていただろう、A君の手前そう気遣ってくれた。 「今夜はどうぞお泊まりになってください。ゲストルームが空いていますから」 「そうだよ先生、今日は無理しないでよ」 「ありがとうございます」 

目の前の慈悲溢れる親子と会長。 
彼らに会って、沢山お礼を言えるようになったなぁ、と感じた。

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