靴を乱雑に脱ぎ捨てたまさおくんは、そのまま居間にいたオラの元へ駆け寄る。
「あ、あの男のことを調べたんだけど……!!」
調べた結果……そんなもの、分かりきっていた。
「――チーターだったんでしょ?」
「そうそう!あの男、実はチーター……!!……って、何で知ってるの?」
まさおくんは、目を丸くしていた。
「この前、たまたま会ったんだよ。ねねちゃん、オラ達のこと話してたみたいだよ?」
「え!?ねねちゃんが、僕のことを!?」
(オラ達って言ったのに。ずいぶんポジティブなことで)
「で!?どうだった!?」
「どうって……」
「チーターだよ!話したんでしょ!?」
「ああ、そういうこと。少ししか話してないけど、いい奴だよ、彼」
無駄にイケメンだったけど。
「しんちゃん!騙されてるよ!」
まさおくんは激怒した!
「そんなの、ただの見せかけだよ!フェイクだよ!本性はもっと、黒いはずだよ!」
続きは次のページからご覧ください!!


