友は俺の味方してくれてたしクラスの大半の奴らはいじめられたくないがために見て見ぬ振りしてた。
女に仕返ししようと思えばできたけど
Aのこと思うとなんかできなかった。
これまで必死に耐えてたのに今になって
掘り返してもむしろ傷つけるだけじゃないかとか考えてた。
次の日学校で女にそれとなしに謝っといた。
俺「昨日暑くなって悪かったわ。」
女「別に気にしてないよ」
俺「これだけ聞かせて?Aに悪いなって思う気持ち少しでもある?」
女「…」
俺「…わかった。うん。それだけでいいよ。」
都合のいい解釈でその場はやり過ごした。
Aからは週末になるとLINEが届く関係になってた。平日は忙しいだろうというAなりの気遣いだと思う。
A「俺くん明日なにかある?」
俺「暇だよ!」
A「そうなんだ~私も暇なんだけど遊ばない?」
俺「いいよ!なにしよっか?」
A「お買い物付き合ってくれない?」
俺「いいよ~!」
次の日デパートみたいなところで買い物することになった。
フジファブリックや今では叩かれまくってるセカオワを当時は聞いてた。
彼女もそれとなく聞いたことあるらしく
2人でCDを貸しあうようになった。
その日は昼ごはんを食べて
Aの買い物を付いて回った。
いつもうつむいてるAとは比べ物にならないほど楽しそうだった。
その日は4時頃まで2人で遊んだり食べたりしてAを家まで送り届けた。
A「あの…ありがとねw」
俺「ううん!楽しかった!こちらこそありがとー!」
A「こうやって会えると平日さみしくなっちゃうからダメだね」
俺「なんか嬉しい」
A「毎日会えればいいのにね」
俺「そだねー。通話でもよかったらしようよ。」
A「そだね!」
俺「土日はやることないしw」
A「明日ももしかして暇?」
俺「暇だよ!」
A「遊んでくれる…?」
俺「いいよ~!」
A「やった~!何しよっかぁ~」
すごい幸せだった。
くっさしね
って言おうと思ったのに
良い話だなぁ
俺は恋をしている
それから土日はほぼ毎日2人で遊んで
平日も2日に一回は通話してた。
でも徐々にAとの生活リズムの差ができてしまう。俺と通話することだAは昼夜逆転してた。俺は学校に通ってたけど眠気がやばくて授業どころじゃなかった。成績はどんどん悪くなってこれじゃあまずいと先生に釘を刺された。
どうしようとAに相談すると
A「土日一緒に勉強しようよ!」
俺「ほんと?教えてくれw」
A「学校行ってない私に教える側でしょ!w」
そう言って土日は勉強するようになった。
たまに2人で出かけもしたけどほとんど勉強。割と楽しくできて成績も前よりずっとよくなった。
俺は委員会で一緒なった子が普通に話すようになったときはすごい嬉しかったけど
>>1ほどイケメソじゃないからなぁ
それからしばらくしないうちに冬休みがきた。クリスマスは学校のクラスみんなだ集まるらしかったけどAと会うから断った。
クリスマスもイブも2人でイルミネーションをみて回った。イブに待ちきれなくて
プレゼントを渡した。CDとそのバンドのグッズ。すごい喜んでくれて嬉しかった。
Aからはシャーペンをもらった。
勉強頑張ってね!って言ってたのをよく覚えてる。
それからしばらくして年越しをしてグダグダしてたら冬休みがいつの間にか終わってた。三学期はが始まった。大した刺激もなくしばらく過ごすと3年生が卒業し進級した。
そのあたりからAがよそよそしくなった。