クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

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「……四郎さん、あなたを支えてくれる人は、どこかに必ずいます。笑顔を向けてくれる人は、必ずいます。
それは両親だとか友人だとか……あなたの身近に、いるはずなんです」

四郎さんは、項垂れた。そして、手で顔を覆いながら声を漏らす。

「……そんなもの、僕にはいないんだよ。両親からは勘当され、友達もみんな離れていった……。そんな僕に、笑顔を向ける人なんて、いないんだよ……」

「――オラがいますよ」

「………!」

「オラは、四郎さんが、本当は優しい人だって、よく分かっています。それに、父ちゃんと母ちゃんなら、きっとあなたに笑顔を向けていたはずです。
一人だなんて言わないでください。もっと、よく見てください。
――オラ達は、友達じゃないですか……」

「……ありがとう……ありがとう、しんちゃん……」

四郎さんは、その場に崩れ落ちた。顔を隠していた手を力なく下げ、涙を流すその顔を、ただオラ達に見せていた。

「……四郎さん。友達として、もう一度お願いします。――もう一度、やり直しましょう。
これから先、きっとあなたなら頑張れるはずです。でももし辛くなったら、いつでもご飯を食べに来てください。
父ちゃんと母ちゃん、オラとひまわり、そしてあなた……5人でテーブルを囲んだあの日のように、また一緒に、ご飯を食べましょう」

「……うん……うん……!」

「……自首、してください。オラも一緒に、付き添いますから……」

「……あああ……うあああああ……!!」

四郎さんは、その場で泣き崩れた。床に額を押し当て、ただただ慟哭を響かせていた。
彼の持ってきてたライトは、気付かない間に電池が切れていたようだ。
それでも、いつの間にか、外からは月の光が差し込む。

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