彼女は、まだ家の方と連絡が取れていませんでした。
1時間ほどたち、解散の流れになったのですが、行く先などありません。
とりあえず彼女とニュースを見ていた時、あの、津波の映像が流れました。
「私家に帰る!」
落ち着かせようとしましたが、彼女は先ほどのパニックを引きずっていたようで
あっという間に錯乱してしまいました。
「判った。俺も行くよ」とこっちが折れ、
彼女の家を目指していたとき、彼女のケータイにメールが届きました。
『家族は無事、二階に逃げている』
彼女は子供みたいに大声で泣いていました。
ただ、僕は家が流されないか、不安は残っていました。
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