「俺だよ。ごめんね、変に身体触って」
「ううん、大丈夫。ありがとう」
ありがとうも何も、僕は結果的には崩れ落ちた天井の下に一緒に入り込んだだけの形だったのですが、
彼女は繰り返し感謝の言葉をかけてくれました。
お互い大した怪我はないと確認し、その後は救助を待つことにしました。
長文になりすぎるので割愛しますが、
近くに誰がいたかなんてことはまったく覚えていませんでしたので
とにかく声を大きく上げる以外ありませんでしたが、
程なくして同僚たちに救助されました。
その後、背中は打撲程度で済んでよかった!とパートのおばちゃんに怒られ、
津波警戒のために帰宅禁止令が出され、また買い物客が押し寄せる可能性もあり
店を離れられませんでした。
僕は自宅に両親がいないことはメールで確認できていたので安心していましたが、
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