「うわっと……す、すみません。考え事をしていたもので……」
「い、いえ、こちらこそすみません……ん?」
「……ん?」
オラは、その人物を見て驚いた。
そこにいたのは、例のイケメンだった。
しかしながら、向こうも向こうでオラを凝視していた。
何度見てもイケメンだなぁなんて思いながら、とりあえず聞いてみた。
「ええと……何か……?」
するとイケメンは、意外なことを口にした。
「……あの……失礼ですが、もしかして、野原しんのすけくんですか?」
「……へ?」
「……そうだったんですか。ねねちゃんから……」
「しんのすけくん達のことは、桜田先生からよく聞いています」
オラとイケメンは、行く方向が同じだったため、二人ならんで歩いていた。
なんでも、ねねちゃんは、よくオラ達の話をするらしい。
それにしても、よくオラって分かったな……イケメンは、第六感までも凄まじいのかもしれない。初対面でくん呼ばわりするあたり、少し馴れ馴れしいが。
「……そう言えば、保育士さんなんですよね?」
「ええ。一応……」
イケメンは、照れながら頭をかいていた。どうでもいいが、いちいちイケメンで困る。
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