クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

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「いやいや、幼稚園ではさぞや人気があるでしょう」

「そうでもないですよ。普通くらいです。それに、僕なんかより、桜田先生の方がよっぽど人気がありますよ」

「……マジですか?」

「マジです。……桜田先生は、本当にパワフルですからね。こういう言い方をすれば語弊があるかもしれませんが、子供のような人なんです」

「へえ……というと?」

 

「子供が笑えば一緒に笑って、子供がケンカすれば一緒になって暴れて、子供が泣けば、今にも泣き出しそうな顔をしながらあやす……桜田先生は、子供達と同じ目線に立てる人なんですよ。
おまけに、少し変わった親が無理難題な容貌を言ってきても、断固としてそれに応じたりしませんし。あくまでも、子供達を基準に考えているんです。

その姿勢が、保護者、同業者、子供達から、高い評価を得てるんですよ。
……それは、見ていて羨ましいくらいです」

 

「そうなんですか……」

「ああ、誤解しないでくださいね?僕が羨ましいと言ったのは、僕にはない色々な魅力を、彼女が持っているからなんです。
……彼女はね、僕の憧れなんですよ。僕もああやって、自然体で子供達と向き合いたいんです」

 

「……あなたなら、きっとできますよ」

「そう言ってくれると嬉しいですね」

イケメンは、嬉しそうにはにかんでいた。

 

(……まさおくん。どうやらキミは、身も心も完全に負けているようだよ……)

心を色で表現するなら、この人は間違いなく白だ。そしてまさおくんは、どこまでも深い深い黒だろう。

(……明日、店を予約するか……)

その時点で、まさおくんを元気づける会の開催は、決定した。

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