クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

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「確かにお嬢様は、幼少時からしんのすけくんお慕いしておられました。
……ですが、やはり幼児期と今では、想いの位置が違うものです」

「想いの、位置……」

「はい。幼児期には、憧れが大きなシェアを占めるものです。しかし今は、それとは別の何かに惹かれています。
小さな頃から変わらない想い……しかし、実際の心境は、あの頃とどこか違うと違和感を覚えているはずです。
――故に、お嬢様自身、戸惑っているところもあるのです」

「……」

「ですから、今は暖かく見守ってあげてください。
これはボディーガードとしてではなく、私自身からの願いですよ」

「……黒磯さんは、大人ですね。凄くダンディーだと思います」

「ハハハ……私は、ダンディーなどではありませんよ。
――私はただの、黒磯です」

(……ダ、ダンディーぃ……)

黒磯さんからそうは言われても、やはりあいちゃんからの圧は相当なものだった。

ようやく仕事が終わり、ヘロヘロになって帰宅する。
しかしまあ幾分か慣れたところはあった。
それが救いかもしれない。

「お兄ちゃんさ、なんではあいちゃんと結婚しないの?」

ひまわりは、実に不思議そうに聞いてくる。

「あいちゃん、綺麗だし、優しいし、仕事もバリバリだし、尽くしてるし……お兄ちゃんにはもったいないくらいなんだけどなぁ……」

妹よ。何気に失礼だぞ。

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