高卒フリーターのオタクだけど成人式に行ったら人生変わった・・・

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26:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2015/01/18(日) 17:20:14.77ID:w6ZzJY750.net
席まで案内されると、すでにみんな騒いでた
DQNたちはすぐに仲の良い友達のところへ向かっていた
僕はというと、どうやら唯一仲の良かった友達が来てなかったようなので
開いていた隅っこの席へに座った
特に誰かが気づくこともなく僕はとりあえず何か食べ物を注文することにした
僕は3月生まれなので、成人式の時はまだ酒が飲めなかった
(あ、これ美味しい…)
隅っこで一人ほそぼそと食事をしながら、ワイワイ騒いでるほうをチラリと見た
(やっぱり、こうなったかー)
ある程度予想はしていたが、やはりこうなると寂しいもので、どうやって抜けだそうか考えていたら
いつの間にか隣に人座っていた

27:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2015/01/18(日) 17:21:46.74ID:F0ipq2C60.net
受付の女が座っていろいろあって仕事もちゃんとしていると
あ、結婚もしてる?w

28:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2015/01/18(日) 17:26:07.68ID:xPfWfdUN0.net
>>27
まぁ急かさずゆっくり聞こうぜ

29:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2015/01/18(日) 17:29:06.19ID:w6ZzJY750.net
その人物は例の初恋の女の子だった
「何一人で隅っこにいるの?」
「んー、うん…」
その質問はなかなか困る質問だ
「みんなと一緒に騒ごうよ。」
「…あんまり騒ぐのはすきじゃないんだ。」
嘘です。ホントはお祭り騒ぎは大好きです。
彼女の前ではカッコつけたいのか、嘘ばかりついてしまう。
「ふーん。…あれ?お酒飲んでる?」
「まだ飲めないもので。」
「えー?あ、そっか誕生日3月だっけ?」
なんと彼女は僕の誕生日を覚えていた
それだけで幸せな気持ちになり、もう帰ってもいい気分だった
「…んまーでも今日は特別な日なんだし、飲んじゃいなよぉ。」
どうやら彼女は酔っ払ってしまってるようだった
「いやいや、さすがにダメでしょう。」
「なにー?私の酒が飲めないってか?」
「はい。」
「相変わらず真面目だねー。」
彼女は相変わらず、といったが僕は真面目な生徒だった記憶はない
どうやら彼女はあまり僕の事をはっきりと覚えてないようだった
少ししょんぼりしながら、僕は彼女の絡みに適当に対応していた

30:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2015/01/18(日) 17:33:07.95ID:w6ZzJY750.net
その様子を見た級友たちが、調子に乗ってヤジを飛ばしてきた
『お、お二人さんアツいねー!ヒューヒュー』
会場全体に黄色い声が湧き立つ
それに対し彼女は、
「何だー悪いかー!」
…あぁ彼女は完璧に酔っ払っているようだ
まぁ、あばたもえくぼと言うか、酔っ払っている彼女も愛おしく思うのは、僕は彼女のことが好きなんだなぁ
と、自己分析しながら、どうどうと彼女を抑える

31:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2015/01/18(日) 17:37:51.21ID:YGTF9pFA0.net
今思えば、成人式行っておいたら良かったのかな。
当時は若かったから友達居ないで独りで行くの嫌だったんだよなぁ。

32:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2015/01/18(日) 17:39:55.44ID:w6ZzJY750.net
「全くアイツラは…」
「まぁまぁ」
そう言いながら彼女に水の入ったコップを渡す
「はぁ~、ありがとう。本当に気が利くね。」
「いえいえ。」
一年だけとは言え、社会に出たことのある身
酔っぱらいの対応は慣れていた
「ホント変わらないねー。性格もだけどさ、見た目も全然。強いて言うなら髪が伸びたくらいか。」
「そうかな?」
僕は昔坊主頭だったのだ
彼女はなぜかそれを気に入り、暇があると僕の頭を撫でまわしていた
「いやーあのジョリジョリをもう味わえないのかー。…髪切る?」
「なんと無茶を。」
さすがにそれは冗談だったようで、彼女はお酒を頼んでいた


33:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2015/01/18(日) 17:45:03.91ID:w6ZzJY750.net
そろそろ彼女も別のところに行くかな?と思いながら焼き鳥を頬張っていた
しかし彼女はなかなか移動しない
「ねぇ中学卒業してからはどうだったの?」
ふと彼女が話しかけてきた
「どう、とは?」
「そうりゃまぁいろいろだよ。」
「んー特には何もなかったよ。」
「本当?」
「ホントホント。」
そう言いながら僕は焼き鳥を食べてた
本当にこれ以上喋ってると変な気を起こしそうだった
「つまんないなーもー。」
彼女は少し不機嫌そうに言う
ごもっともです、と思いながらも
「まぁ人には言えないことくらいあるさ。」
と言った
そして言ってしまったと思った
これは何かあると言ったのと一緒じゃねーか

34:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2015/01/18(日) 17:47:16.20ID:w6ZzJY750.net
やはり彼女は食いついてきたが、すぐに喋らなくなった
うーむ、酔っ払った感情のブレーキが効かなくなるタイプかな?
そう思いながら、少し異変を感じた僕は、カッコイイところを見せようと一肌脱ごうと思った

35:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2015/01/18(日) 17:54:18.62ID:eUSKQex+0.net
wkwk

36:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2015/01/18(日) 17:54:40.73ID:w6ZzJY750.net
ちょっとだらだらと長いし、正直成人式あんま関係ないけど気にしないでください

「どうしたの?」
彼女はなにか悩みがあると悟った僕は、声をかけた
「うーん…何かあったと言えば何かあったんだけどさ…」
「悩みがあるなら相談してみなさい。話くらいなら聞けるから。」
「なにそれ。」
彼女は鼻で笑い、そして悩みを打ち明け始めた
最近色々とドタバタしたこと、成績が落ちたこと、彼氏と別れたこと、就職先で親と喧嘩したこと…
様々な悩みを打ち明けていった
途中彼氏の話題が出た時は、さすがに動揺したが、僕は悩みを聞ききった
「は~、喋ったら少しスッキリした。」
「それは良かった。」
「中学も時もさ、こんなことあったよね。」
「そうだっけ?」
「え?忘れてる?ちょっと傷ついたかも。」
「それはごめん。」
僕は本当に覚えてなかったので、申し訳ない気持ちになった

41:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2015/01/18(日) 19:08:19.04ID:ELfaLA0L0.net
終わりかよっ

42:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2015/01/18(日) 19:13:23.59ID:6F/VXO8Q0.net
>>1にとっては
かわいい女の子と酒の席でお話しできた=人生変わったってことなのか…

43:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2015/01/18(日) 19:17:24.85ID:YGTF9pFA0.net
え、オチはまだでしょ

40:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2015/01/18(日) 18:23:27.59ID:T/MayEqe0.net
成人式の二次会ってもはや出会いコンパだよね

45:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2015/01/18(日) 20:35:40.07ID:w6ZzJY750.net
彼女曰くそれは中3の頃の話らしい
そのころの僕は、この学歴至上主義云々以前に進学先がやばいと言うことで勉強をしっかりしていた
そのため成績は上位に上がっていた
そして、僕はとにかく読書が大好きで休み時間は毎回図書室に行っていた
底辺レベルの奴が急に成績が上がったこと、異様な読書好きというのもあり、三奇人の一人に数えられていた
そのせいで、女子はあまり寄り付かなくなっていたが、数人は仲が良かった
彼女もその一人で、彼女自身相当読書好きだったので、何度か話たことがあった
そんなある日、いつもの様に図書室にいると彼女が相談を持ちかけてきた
当時の僕は彼女が好きだったので快く承諾しただろう