高1の時に一目惚れした女子がクズみたいな男に捨てられ、男性不信に陥った結果・・・

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65:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:06:26.20 ID:U378APRQ0
松岡うぜえええええ

68:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:07:21.28 ID:aVjIbmRb0
松岡が出てきたのには腹が立ったがそんなのはどうでもよかった
俺はダッシュでファミレスに向かった
ファミレス近くまで来ると、 吉木さんらしき人影が、外でこちらに
手を振っていた
もちろん隣にはあの忌々しい松岡が立っていたんだけど

俺「ハァハァ…遅くなって悪い…」
松岡「みんな盛り上がってるぜwwwwww早く入るべwwwwwww」
俺「ああ」

69:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:08:49.70 ID:aVjIbmRb0
店に入るとき、俺は吉木さんと目が合ったそのとき吉木さんの唇が「大丈夫?」
と動いてるの見て、気使ってくれてるんだなって思った。

打ち上げになんとか合流できた俺は適当に飯を食べたり、友達とダベったりした

吉木さんは終始俺に気を使ってくれて
本当に嬉しかった

そして俺は、クラス会の最中に
こっそり真菜さんにメールを送った

「クラス会が終わったら伝えたいことがある。
こっそり会えない?」

70:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:11:01.34 ID:aVjIbmRb0
吉木「うん。大丈夫だよ?」
俺「わかった。今日は本当にありがとう。
終わったら、場所決めて落ち合おう」
吉木「わかりました。連絡お願いしますね?」
俺「了解です。電車とか大丈夫?」
吉木「大丈夫だよ!!心配しないで」
俺たちは打ち上げで盛り上がってる最中テーブルの下でひそかにメールのやり取りをしていた。

71:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:13:43.80 ID:aVjIbmRb0
店を出てから、クラスの連中で近くの公園にたまる事になった
思いのほか打ち上げは長引き、9時をまわっていた
写真を撮ったりだのなんだのした後、打ち上げはそこで完全にお開きとなった。

公園でもやはり松岡へのキスコールが
響いたが、吉木さんはそれでもしなかった

松岡が彼女に「送るよwwww」と言っていて心配になったが、吉木さんはそれを何回も断ってくれた

涙が出そうになった

72:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:15:35.57 ID:aVjIbmRb0
全員が公園を後にしたのち、吉木さんは俺に電話をかけて来た
吉木「もしもし、どうすればいいかな?」
俺「さっきの公園わかる?あそこでまた落ち合おう」
吉木「わかりました」
俺は公園へ向かった

緊張はピークだったし、心臓とか灰とか吐き出しそうなくらいバクバクいってた
公園に戻ると、真菜さんは階段のところに
立っていた

彼女と目が合い、俺は近くのベンチに座った

吉木「…隣いいですか?」
俺「うん…どうぞ」

彼女は俺の隣に座った
思いのほか凄く近く感じて動揺しまくった

ああ、これから俺…告白すんのか、なんてどこか冷静な自分もいたりしたかもしれない
3月も終わりだというのに外は夜の公園は真冬のように寒くて、緊張だか、寒さだかわからないけど
歯がガチガチになってた。

73:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:18:55.50 ID:aVjIbmRb0
俺は少しずつ世間話を始めた。 今日は本当にありがとうとか、クラス離れちゃうね、とかそんな本当に
たわいもない話。
この日は終業式式前日だったから

10分くらい話しただろうかな
俺は覚悟を決めた

74:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:19:43.79 ID:aVjIbmRb0
「俺、吉木さんのことが好きです。友達としてじゃなくて、恋愛的に、女の子として、吉木さんが好きです」
彼女は真剣なまなざしで俺の話を聞いてくれていた。
こんな言い方をしたのには理由があって、彼女はものすごく鈍感だったということと
メールとかで「私俺くんのこと好きですよ」とかなんとか言いあってたからだ。
もちろん友達としてだけど。

75:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:20:14.40 ID:6sPCVVpI0
ふおおおお

76:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:21:13.77 ID:755d95LH0
おお

78:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:22:46.78 ID:aVjIbmRb0
吉木「え…?本当?」
俺「うん、マジで。ていうか、ずっと前から好きだった。」
吉木「うそ…」
俺「吉木さんに彼氏がいるのは分かってるし、こんなの許されない事もわかってる。
嫌だったら、なにも言わないでいいから。 俺の話しを….その、聞いて欲しい」
吉木「うん…」

俺は吉木さんにはじめて見たときから
気になってた事、いっぱい話せてもらえて嬉しかった事
松岡と付き合ってしまって苦しかったこと
それでもどうしようもないくらい君が好きだったこと
自分の気持ちを全部彼女に伝えた


80:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:24:06.93 ID:EFNqAapg0
もう素晴らしいわ

82:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:25:37.02 ID:aVjIbmRb0
途中沈黙も何度も何秒もあって、
その度に吉木さんが
「ゆっくりでいいよ…」とか
「私も嬉しい」
とか言ってくれて
本当に救われたし、嬉しかった

俺「俺…吉木さんとクラス離れたくないよ…もっといっぱい吉木さんとしゃべったり、メールしたり、会ったりしたかった」
吉木「うちも、俺くんとクラス離れたくないです。俺くんに、気持ちをうち開けられてびっくりしたけど、すごく、すごく嬉しかったよ?ありがとう」

85:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:28:08.98 ID:aVjIbmRb0
1時間は話してたと思う
それでも俺はこの時間が永遠に続けばいいなとか、そんなことばかりかんがえながら
一つ一つ言葉を吉木さんに紡いで行った

俺「俺、悔しくて」
吉木「うん」
俺「なんで・・・なんで松岡なの!?」

俺は言ってはいけないことを言ってしまったと思い、ここでたしかボロ泣きした
吉木さんも俺の袖をキュッと掴んで
涙してた

86:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:28:50.03 ID:aVjIbmRb0
しばらく沈黙が流れた
聞こえるのは俺と吉木さんが鼻をすする
音だけだった

俺「吉木さん…ごめんね、迷惑だよね」
吉木「ううん…大丈夫。言いたいことあるならいっていいですから」

俺「吉木さん、一つだけいい?嫌だったら、嫌って言って」
吉木「うん」
俺「…ギュッてしていい?」

吉木さんはなにも言わず頷いた

87:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:28:51.47 ID:NzXpqzzII
続きが気になって仕方ない

88:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:29:16.93 ID:755d95LH0
小説化していいレベル

90:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:30:58.26 ID:HsMdI0Pm0
釣りでもいい、おもろい!

92:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:31:49.39 ID:aVjIbmRb0
俺は横の吉木さんを見つめた
泣きはらして真っ赤になってる彼女の顔がものすごく愛おしかった
ホントに

俺は吉木さんの小さい体をゆっくり抱きしめた
人生で初めて女の子を抱きしめた瞬間だった
女の子特有のふわっと甘い匂いがした
2人ともすごく震えてたし
俺はホントにこの子が大事だと思った

93:名も無き被検体774号+:2014/02/12(水) 22:32:57.37 ID:aVjIbmRb0
俺は抱きしめながら言った
俺「今までありがとう。吉木さんのことが大好きです。本当にありがとう。」
ここで2人でまた大泣きした
吉木さんのしゃくりあげる声を聞いて
胸がすごく苦しくなった

10秒くらいたって
俺は吉木さんから離れようとした

でも、そのとき吉木さんは俺の両腕を
ぎゅっと掴んだ