従姉妹「………」
俺「………どうした?」
従姉妹「いや、何か言うの恥かしいなー、と思って」
俺「…めっちゃ気になるんやけど」
従姉妹「………」
俺はこの時絶対告白だと思った
自意識過剰かもしれないけど、それ以外考えられなかった
従姉妹「…な」
俺「ん?」
従姉妹「ありがとうな!」
俺「?は…?」
従姉妹「だって優アタシの事励ましてくれたし、いっつも話しかけてきてくれたし」
俺「あ、おお…」
従姉妹「あのおかげで大分楽になったんで、ありがとうってこと」
俺「ああ、別にいいけど…」
あ、今見直したら訂正ある
>>74の従姉妹の台詞の優ってとこアンタに脳内補完しといて
ケジメ…どうだろう、付けるつもり
従姉妹「でも流石に必死すぎやな、アタシが無視したらめっちゃ落ち込むしw」
俺「!え、お前アレわざとだったんかよ!」
従姉妹「いやゴメンゴメン、辛かったのはホントやけど、アンタが面白くてついw」
俺「お前マジか…」
従姉妹「あはは、でも嬉しかったよ、ありがとう」
俺は告白を期待してただけに少しガッカリしたけど、まあこれでもいいか、と思った
次の従姉妹の言葉は衝撃的だった
従姉妹「なあ、アンタさとみの事好きなんだろ?」
俺「!え、いや別に」
従姉妹「アタシが協力してあげようか!」
俺「は?」
従姉妹「あの子もバレー部やし、アタシ等めっちゃ仲いいけんな」
俺「へーそうなんか、でも」
従姉妹「あの子めっちゃ可愛いよなー、好きになるのも解るわ」
従姉妹「…あー、でも、何かゴメンな」
俺「…え、何が?」
正直ここらでイライラしてたけど、聞くことにした
従姉妹「いやアタシのせいでなー、あの子と話し辛くなっとるけん…」
俺「は?そんな事気にせんでええし、それより」
従姉妹「いや気にするって!アタシに任して」
従姉妹「っていうかアンタ元々仲良かったけん、普通にいけると思うよ?」
俺「ああそうなん、でもちょっと聞けよ」
従姉妹「?…どしたん?」
俺「俺別にさとみの事好きじゃないし、どうでもいいって皆にも言っとる」
従姉妹「嘘やな、アンタあれだけ必死に話しかけとったし、登下校も一緒だったし」
俺「…それで俺がさとみの事好きっていうなら、その次にもう一人、俺に同じ事された奴おるだろ」
従姉妹「え………あ、いや、アタシは落ち込んどったけんだろ?」
俺「………まあ、最初は」
従姉妹「え?最初はって…」
俺「………」
ここで告白しなきゃならない、それは解ってたんだけど
どうしても好きって言えなかった
この時ほど自分のヘタレさを恨んだ事は無い
そのまま時間だけが過ぎていって、母さんが呼びに来て
パーティーは終わった
親戚だから一生会わないなんてことはできないし。
一生会わない事は無いけど、結構会わないもんだよ
何年かに一回とか
>>88
そうか。
俺は親戚づきあいが濃いからな。
年に2度は会うよ。
それはそれはとてつもなく羨ましい
急だけど中学時代はこれでお仕舞い
あとは気まずい関係のまま、何も無く中学卒業
卒業する時さとみに告白されたけど、断った
簡単に俺と従姉妹が行った高校を説明する
俺の行った高校、近所の工業高校で就職率100%という脅威の数字を誇る
部活もそれなりに強く、熱い青春を送れるのが魅力
けどヤンキーが多く生徒は男がほとんど、1学年に一人女子がいるかいないかくらいのレベル
先輩には逆らうな、がルールだった