出会いは大学生の時の塾講師バイト→難聴者の彼女との・・・

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249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:53:25.55 ID:VneAmMgQ0
良い子だ
250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:53:34.04 ID:Iwy44FHa0
よくキレる>>1ですことwwww
251: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:54:14.91 ID:R9NAg+JZO
追いついちまった‥
電話だが支援する。
頑張ってくれよな。
253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:55:10.09 ID:4QDc0c6v0
「せんせ、すごいね」
「ネットつかえば、できる」
パソコンを指差す。
首を振るユウ。
「わたし、せんせをそんけいしてる」
「ん?」
俺が???な顔をしていると紙に書く。
「尊敬」
そして俺を指差す。
尊敬ね・・、どこにそんな要素があるw
「先生は私を普通の子と見てくれる」
「だって、普通じゃん」
「ありがとう」
俺は「うん」と言い、続けて今日はもう帰りなとユウに言うと素直に帰っていった。
帰った後に『色々悩んで一番の道を選んで下さい』とプーの俺は偉そうにメールを送った。
『先生も頑張ってね』と返ってきた。
俺は再びパソコンに向かう。
彼女の気持ちに答えるのは無理。
でも彼女が俺に抱いている綺麗過ぎる幻想を保つことは出来るのではないかと。
先ずは仕事を探そう。
人並みにちゃんとしようと思った。
255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:57:15.42 ID:KwMfFz3C0
健気だなぁ…
256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:57:46.35 ID:GNkNWrlC0
健気だな、それも>>1相手だから余計になんだろな
裏山
259: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:59:02.83 ID:aEOH/5HG0
仕事の合間にと思って読んでいたが
どう見てもこっちがメインになってるw
続き早く!
270: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:02:49.73 ID:Pbzvp9RT0
>>259
同じく!
プログラム組みながらvip見てる
260: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:59:14.30 ID:HYFrKToaO
純粋は残酷か
261: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:59:52.30 ID:4QDc0c6v0
夏が過ぎ、そろそろ年の瀬だというのに仕事は決まっていなかった。
少し高飛車になっていたのかもしれない。
有名どころの大学を卒業して有名企業に入った俺勝ち組wだから転職先もある程度いいところじゃないとwwなんて自惚れていたのかもしれない。
面接にこぎつけたのはわずか一社。しかも落とされる。
その間にもユウとはメールで連絡をちょくちょく(月に一回くらい)とっていた。
どうやら進路は短期大学の英米文学か英語科にするとのことだった。
彼女の英語力なら短期大学の英語科では物足りないのではと思ったが・・。
そんな感じで過ぎていく日々・・そしてあの日が来る。
264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:01:05.24 ID:4QDc0c6v0
二月。
久々の面接。
昼からの予定ではあったが朝から目が冴え渡っていた。
ユウの合格発表の日でもあったからだ。
ダブルのドキドキ。心臓に悪いw
十時過ぎ。
メールが来た。
「先生、合格したよ」
きたああああああああああああああああ!!!
俺はすぐに返事をする。
「おめでとう。四月からは晴れて大学生だ」
小学生だったユウがもう大学生・・。感慨深かった。
でも呑気に浸っている場合ではない。
俺もしっかりしないととスーツに着替えた。
今日はいける!と確信していた。
俺も四月から社会人復帰だと。
でもそんな上手く行くわけないw
268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:02:01.32 ID:FYKxOUeCP
>>264
なんとふがいない
267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:01:50.84 ID:QvCrJmFG0
どうでもいいけど、オレの中でユウちゃんは、色白で髪が長い子で脳内再生されている
277: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:04:38.06 ID:4QDc0c6v0
面接は散々だった。
空白の時間を問い詰められ、俺の人間性も否定され・・、圧迫面接というか、ただこき下ろされただけ。
久々に凹んでいた。自己嫌悪もプラスされてな。
なんか誰かと一緒にいたかった。
ユウに連絡しようか・・まさかw
俺は例の彼女に電話をした。
しかし繋がらない。おかしい・・今日は休みのはずだ。
何度かけても繋がらない。
仕方なしにメールをした。
『今日会えない?』
するとメールが返ってきた。
『今忙しくて電話出られない。どうしたの?』
どうしたの?と聞かれて俺は隠していた事実を話そうと思った。
もう隠していても意味はない。
こういう時に彼女に頼らなくていつ頼る。
都合のいい考えが俺の頭をよぎる。
『実はな、俺だいぶ前に仕事辞めてるんだ。今は仕事を探している段階。それで今日の面接で散々だったから○○の顔が見たくなって』
今思えば最低なメールだわなw
280: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:08:39.70 ID:lPyfqd1h0
追いついた・・・だと?
281: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:08:56.85 ID:UNMyiigiO
あと30分で俺も個別指導でバイトだわ
273: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:03:57.72 ID:lYx8Dxa+O
>>1
時間大丈夫なの?
何時に行くのだ?
275: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:04:18.44 ID:gQtTEool0
>>1今晩何時に行くんだ?間に合わないぞ
282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:09:00.02 ID:4QDc0c6v0
時間心配してくれている人ありがとう。
ユウのお母さんが今日は遅いから8時くらいだと思う。
ユウから連絡が来るから。(続き)
しばらくするとメールが返ってきた。
『だと思った。つか何様だ、お前。もう二度と連絡してくるな』
青ざめた。予期せぬ返事だったから。
俺は電話を掛けた。
出ない。もう一度・・。
「しつけーなぁ」
男の声だった。
「あれ?」
「今○○とデート中なんだよ、殺すぞ」
「ちょっと・・」
すぐに電話は切られた。
数分はボーっとしていたと思う。
ハッとしてもう一度電話を掛ける。
プープーとなる。
話中?違う着信拒否だ。
メールはどうだ?
『あて先を確認してください』
オワタ・・。
何もかもがオワタ・・。

286: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:11:23.61 ID:qz4pCick0
ワロタw
287: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:11:26.13 ID:FYKxOUeCP
あああ
もうなんか心ちぎれそう
288: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:11:50.04 ID:4QDc0c6v0
面接先の最寄り駅のベンチで俺は一人うなだれていた。
彼女を失ったショックというか面接とも相まってプライドがズタボロだったからな。
2,3時間はいたと思う。完全に不審者。
そこに一通のメール。ユウからだった。
『合格通知!』
写メールと共に送られてきた。
何故か涙がこぼれてきた。
尊敬していると言ってくれるユウの方がよっぽど頑張っている、難聴者というハンデをものともせずに頑張って自分の道を歩んでいる。羨ましい。そして妬ましい。
俺は無意識にユウに『電話』をしていた。
289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:12:37.99 ID:4QDc0c6v0
初めて掛ける電話。
「せんせ?」
声が聞こえてきた。
「てんわじゃわからないよ」
「おめでとう。本当におめでとう」
俺は聞こえるはずもない言葉を受話口に向けて話す。
「せんせ?どうしたの?」
ユウには無言電話なんだろう。
「せんせ?せんせ?」
その問いかけが俺を苛立たせた。
面と向かってじゃなきゃ話せないのかよ?
ふざけんな。
なんで俺の声が聞こえないんだよ!!!!
「せんせとこにいるの?」
「うるせええええええ!!!!!!!!!」
あまりにも理不尽。
そして俺は電話を切った。
もうこのまま電車に飛び込んで死のうかと思った。
マジで。
でもそんな勇気もない。
トボトボと俺は家に帰ることにした。
290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:13:07.63 ID:VneAmMgQ0
女と別れられて良かったと思ふ
291: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:13:48.57 ID:4QDc0c6v0
途中パチスロを打って帰った。
こんな日に限って当たるなw
連荘を重ねて五万勝ち。
風俗でも行くかと思ったが遅いし帰る。
電車に揺られて駅につく。
家に帰ってネトゲでもやろう。
適当にバイトして適当に過ごそう。
もう彼女もいない・・一生そんな感じでいいやと思っていた。
改札を抜け階段を下りる。
・・・。
・・・あのさ。
なんでかな・・。
なんでそこにいるのかな?w
どんだけ待ったんだよ?w
今何時だよw
「せんせ」
笑顔のユウがそこにいた。
302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:16:43.51 ID:+LKYTCjz0
>>291
全俺が泣いた
マジで
292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:13:58.62 ID:FYKxOUeCP
理不尽だ・・・
理不尽だが・・・(;ω;)
293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:14:58.80 ID:VneAmMgQ0
なんて良い子だ
294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:15:04.07 ID:qz4pCick0
なんてっこった・・・
296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:15:23.94 ID:KwMfFz3C0
目から汗が…
299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:15:43.53 ID:ES6lVutpO
やべえ
306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:18:56.89 ID:4QDc0c6v0
「いつから?」
「たまたま」
嘘が下手。
「おそいから、かえれ」
「せんせ、げんきない?」
「うるさい」
わざと顔を近づけて言った。
「うるさくない、しんぱい」
ガキに心配される筋合いはない。
俺は無視して歩き出そうとした。
しかしユウが腕を掴んでくる。
振り払っても振り払っても掴んでくる。
うざい。
「はなせ!」
「せんせはなにもはなしてくれない!」
「話しても聞こえねーだろ!!」
ここ一番に力強く振り払う。
310: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:20:11.31 ID:iC3d8Mh1i
それにしても>>1の短気ぶりにはイライラさせられるぜwww
315: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:22:00.63 ID:+LKYTCjz0
>>310
この>>1のツンデレ具合にユウはやられたんだろ
313: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:21:16.68 ID:VneAmMgQ0
なん・・だと・・・!?
316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:22:02.42 ID:4QDc0c6v0
「いいか。俺はお前が抱いているような人間じゃない。いわば屑だ。
お前の方がよっぽど素晴らしいよ。耳が聞こえなくても健聴者と同じ。
いやそれ以上に輝かしい人生を送っている!
なにか?見下しているのか?馬鹿にしているのか?ああ?ふざけんなよ!」
聞こえないのを言いことに絶対言ってはいけないことを口に出してしまった。
困った顔をするユウ。
分かるわけない。こんな怒鳴ってもユウには届かない。
「ばーか!あーほ!どーじ!まぬけ!!!」
小学生みたいな煽り文句を浴びせた
俺は柱に頭を当てた。
もう最悪だ。サイアク・・。
その日は俺の涙腺も緩んでいたんだなー。
三度の自己嫌悪に泣けてきた。
318: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:23:19.28 ID:9JlpoPxt0
うらやましいぜ
俺も就職できなくて彼女に振られた俺のユウはどこにいるのかなぁ・・・

320: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:24:24.77 ID:LfaYybBD0
ちゃんと就職しよう・・・
323: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:25:03.24 ID:efdOui9n0
1のクソ具合にワロタ
324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:25:35.37 ID:4QDc0c6v0
「せんせ、ひとい」
驚いた?まさか聞こえていたのか?
同時に俺の背中に彼女の手が触れた。
背中で突きはねるがどかない。
「かおでわかるのよ」
ユウは言葉を続けた。
「せんせはいいにおい。むかしからこのにおいがすき」
匂い?タバコ臭いだけだ。
「せんせ、すき。たいすき」
ユウの体もぴったりとくっ付いてきた。
326: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:26:04.03 ID:MuQp8CP0O

この話には何か血が通っているような気がする

今がユウにとっても1にとっても幸せだろうから幸せにしろよとは言えないけど、
もう少し短気なのなおせよ

328: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:26:10.68 ID:Pbzvp9RT0
くっ!
更新ボタン連打してたら、間違えて仕事のファイルを閉じちまった・・・・はっ・・早くつづきを

329: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:26:14.01 ID:VneAmMgQ0
うおーーーーーwtpwktgpwgk
332: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:27:22.28 ID:4QDc0c6v0
俺は咄嗟に振り返った。
驚いた表情を一瞬見せたがすぐに顔をしたに向けるユウ。
「ごめんなさい」
なんて謝る。
俺は携帯を取り出して打ち込んだ。
『好きってどういう意味だ?』
言い方が古いがラブかライクのどっちなんだと。
ユウも携帯を取り出して打ち込む。
『先生に彼女がいるのは分かってる。でも気持ちは伝えていいでしょ?』
『気持ちって?』
『先生の事がずっと好きなんだよって』
俺はユウを見た。
ユウは視線をどこに置いていいのか分からない様子。
「ごめんなさい」
俺の顔が強張っていたのかまた謝ってきた。
それが物凄く可愛かったのな。
もう無理だった。
俺もユウのことを無意識に好きになっていたのかもしれない。
それは今となっては分からないけれど。
俺はユウを抱きしめた。
ユウは体を一瞬震わせたがユウの手もゆっくりと俺の背中に回った。
「馬鹿だな、ユウちゃんは。こんな屑を好きになって」
聞こえないのをいいことに。
「せんせ」
ユウが力強く俺を抱きしめてきた。
「たいすき」
俺も強く抱きしめた。
343: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:28:55.28 ID:iC3d8Mh1i
ごめん
>>332で俺死んだ
337: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:27:58.24 ID:lYx8Dxa+O
仕事終わったけど帰るに帰れないw
つ④
338: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:28:07.47 ID:I/Vat804O
追い付いた…