彼女はニッコリと笑い……猫はまたプイッと何処かへ逃げてしまった。
どうやら、あの白猫は僕に対しては随分と気難しい「気まぐれ」のようだ。
逃げる猫の様子を見て、彼女は苦笑いをしていた。
猫がくっつきたがる理由も、なんだか分かる気がする。
僕「……ただいま」
真っ暗な部屋、独り身だから当たり前か。
家にいる時の生活は、ここ最近何も変わっていない。
シャワーを浴びたらテレビをつけて……
冷蔵庫に入っているアルコールと食料を胃に入れる。
つまらない日常だとは思っている。
僕「でもそれが大人なんだからさ……」
いつもこう言って、一日を終える。
今までは、それが「いつも」だった。
でも今は……。
ピリリリリッ。
そのいつもを変えるメールが来るんだ。
続きは次のページにてご覧ください。
見知らぬアドレスからメール!誰かは教えてくれないけどやりとりし続けていたら記憶の奥に封印していた想いが溢れ・・・
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