99:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/07(火) 22:12:15.28 ID:U/6nxyQRO
男「遅刻してるゥーーーーーーッッ!!」
受付「わぁいッッ!?」ビクゥン
清掃「エェッ!? やっぱりダメ感じッ?」あたふた
男「あと十五分で入学式始まるッ! 電車で移動考えたら当然のごとく間に合わない!」ダダッ
清掃「アワワワ」
受付「ん~…どったの…?」ゴシゴシ
清掃「フォクシィ! オトコが遅刻だってあぶないよ!」
受付「ちぃこくぅ~? んなのお姉さんだっていっぱいしてるよぉふぅうわぁあぁあぁあ~…」
男「アンタと一緒にするなーッ!」ババッ
受付「まあヒドイ」
男「ごめんなさいテンパってるもんで! あぁもうッ! どうしてココの時計こんなに狂ったまま何ですか…っ!」バタバタ
清掃「フォクシィが働く時間ごまかすためだよ!」
男「やっぱアンタ最低だよッ!」
受付「あ。あの壁時計見てたの? そりゃごめんね、だったらお姉さんの原付きかすからそれで行きなって」
男「どうあがいたって遅刻は免れないですよ…!?」
100:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/07(火) 22:13:28.86 ID:U/6nxyQRO
受付「となり町の高校でしょ? 電車だと遠回りで十五分、歩き含めりゃ五分で合計二十分」フワァ
受付「八時に入学式なら電車乗って行くより原付き乗って突き進んだ方が速いよ、全然」
男「そ、そうなんですか? でも俺免許も持ってないし…」
受付「そっか。ならケルケル君に任せたらいいんじゃない」
清掃「ボク? オッケー!」
男「超柔軟! しかし二人乗りって、というか何故にケル君に任せるんですか…!?」
受付「お姉さん飲んで八時間立ってないもの。ケルケル君は免許持ってるし、平気平気」
清掃「ボクの国もみーんな二人のり! へたすりゃ五人乗り!」
男「曲芸師かよ! い、いやいや! ケル君に迷惑をかけるのはっ!」
清掃「オトコ!」がしっ
男「ハイッ!」
清掃「よくきいてっ! ボクはオトコの為にやりたい、がんばりたい! それダメなこと?」
男「だ、ダメじゃないけど、なにより危険で最初から俺のせいだから…っ」
清掃「…それは違うよ、オトコ。危険だからがんばる、オトコの為にがんばりたいからがんばる!」
清掃「──それがトモダチってことだから! ケルケルはそう思う!」ビッ
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