クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

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「ええ?言わなきゃだめ?」

「言ってくれないと、サポートも出来ないって。名前は言いづらいだろうから、どんな人くらいかは言ってほしいな」

「う、うん……」

彼女は頬を染めたまま、少し俯いて話し始めた。

「昔はね、何も思わなかったんだ。でも、大人になって再開して、彼、すごく立派になっててね。私、すごく驚いちゃった。それで、なんとなく、気になったって言うか……」

「……その人って、かっこいい?」

「どうかな。私、そういうの疎いから他の人がなんて言うか分からないけど。私は、かっこいいって思うけど」

 

「そうなんだ。……想いを伝えたりとかは?」

「む、無理だよぉ……。恥ずかしいし、それに、もしだめだったら立ち直れないし……」

「そっか……」

「うん。そうそう。……それにね、私は、今のままでいいの。今はお互い立場もあるけど、とりとめのない話をして、お互い励ましあって……。
確かに微妙な距離感だけど、彼と繋がってるし。逃げてるように見えるかもしれないけど、今は、これでいいの……」

「……わかった。もしオラに手伝えることがあったら、なんでも言ってよ」

「うん。ありがと」

そういうと、彼女は再び子供たちに視線を送った。
その表情は、とても安らいでいた。話す中で、彼のことを思い出しているのかもしれない。とても、幸せそうだった。

……だが、それは少なくとも、まさおくんじゃない。

名前は聞けなかったけど、それは断言できる。

オラは、子供に追い掛け回されるまさおくんを見て、一人静かに合掌するのだった。

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