クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

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幼稚園が終わった後、オラとまさおくんとねねちゃん、それと、チーターの4人は、一緒に並んで帰っていた。

「……もう、ひどい目に遭ったよ……」

まさおくんは、ぼろぼろに疲れ果てながら、そうぼやく。
まさおくんは、まさに子供たちのおもちゃにされていた。しかしまあ、ポジティブに考えるなら、子供に懐かれたということかもしれない。それはそれで、きっといいことだぞ、まさおくん。

「しんのすけくん、まさおくん。今日は来てくれてありがとう。子供たちも喜んでいたよ」

チーターは笑顔で謝辞を述べる。
キラリと光る白い歯。この男、どこまでもイケメン。

 

「ほんとほんと。今後も、定期的に来てほしいくらいね」

「勘弁してよ……あ、そろそろ先生のとこに行かなきゃ」

まさおくんは腕時計を見た後、オラ達のもとから走り始めた。

「先生って……アシスタントの仕事?」

「うん!今から最後の作業なんだ!――じゃあね!」

そう言って、まさおくんは駆け出す。
そんな彼に、ねねちゃんは声をかけた。

「まさおくん!がんばってね!それと!漫画家デビュー、出来るといいね!」

ねねちゃんの声援を受けたまさおくんは、足を止め振り返る。そしてキメ顔を見せ、親指を立てた。

「……任せといてよ。ねねちゃんのために……頑張るよ!!」

そして彼は、さっきまでの2倍の速度で、走り去っていった。

……そんな彼の脳裏には、敵情視察などというフレーズは、すっかり抜け落ちているのだろう。
オラの情報収集は、無駄に終わったのかもしれない。別にいいけど。

それから三人で雑談をしながら歩いていると、ふいにチーターが何かを思い出した。

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