クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

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「……しんのすけ。お前に、話さなきゃならないことがあるんだ」

「……どうしたの?改まって……」

風間くんは、もう一度言葉を飲む。

そして、切り出した。

「……実は、あの日ひまちゃんが帰った時、仕事帰りじゃなかったんだ。
――僕と、会った後なんだよ……」

「……どういうこと?」

「それは……つまり……」

風間くんは、もう一度、息を吸い込む。
……それから先は、聞きたくなかった。

「――僕とひまちゃん、付き合ってるんだ」

「……」

 

店内が、静まり返った気がした。
他の言葉は、音は、何も耳に入らなかった。

「……!」

感情が、昂り始めたのが分かった。
たまらずオラは、乱雑にテーブルの上にお金を置き、店を飛び出した。

「し、しんのすけ!」

風間くんの声が聞こえた。
でもオラは、何も聞きたくなかった。

 

夜の町のなかを、早足で歩く。一歩でも遠くに行きたかった。

 

ひまわりは、風間くんと会っていた。
そしてその帰り道、事故に遭った。
――たった一人で、帰る途中に……

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