クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

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だからオラは、四郎さんを待とうと思う。そして彼が、全てを償った時、笑顔で出迎える。
それが、オラが四郎さんに出来る、友人として出来る、最善のことだと思うから……

ひまわりは先に家に帰っていた。
一人だと怖いだろうからと、眠るまでは一緒にいた。
やはり相当疲れていたのだろうか、彼女はすぐに寝息を立てていた。

一人、帰り道を歩く。
そして家に辿り着いた時、玄関先にその人がいることに気付いた。

「……やあ」

オラは、少し笑みを浮かべながら声をかける。

「……おかえりなさい、しんのすけさん……」

その人――あいちゃんもまた、オラに返事を返す。

「オラを待ってたの?どうせなら、家で待ってればよかったのに……」

「いいえ。帰りを待つのも、妻としての役目ですので……」

「だから、まだ妻じゃないって。……それより、さっきはありがとう」

一瞬、あいちゃんは面をくらったように驚く。

「さっき、オラ達が捕まってた時、外にいたんでしょ?」

「……いつ、気付かれましたか?」

「別に、気付いてはいないよ。……ただ、あいちゃんのことだ。車椅子に、何か仕込んでたんでしょ?」

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