クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

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「でしょ?……子供のころは、何も考えずにああやって走り回って……世の中なんてほとんど知らないのに、まるで全部分かってたかのようにリアルおままごとなんてして……。
――ほんと、子供だったわ……」

 

「……ああ、実はね、オラ達、ねねちゃんのリアルおままごとが少し苦手だったんだよ?」

「そうなの?」

「うん。だって、やっていて重かったし、もっと楽しいことをしたかったしね」

「言ってくれればよかったのに……」

「言えるわけないよ。ねねちゃん、怒ってただろうし……」

「……そんなに、私って怖かった?」

「うん。すっごく」

「はっきり言うなぁ……」

ねねちゃんは、ばつが悪そうに苦笑いをした。

「ハハハ…!ごめんごめん。――ただ、オラ達はずっと一緒だったね。リアルおままごとにしても、かすかべ防衛隊にしても……」

「かすかべ防衛隊かぁ……。懐かしいね」

「ケンカもしてたけど、あの毎日があったからこそ、オラ達はこうして今でも繋がってる。それって、すごく幸せなことだって思うんだ。
時間は色んなものを変えてしまう。建物だって古くなるし、オラ達にもそれぞれに立場や環境があって、昔みたいに集まることも難しいし。
――でも、それでも変わらないものもある。それが、今のオラ達なんじゃないかな……」

「……しんちゃん、ホントに変わったね。なんていうか、すごく大人になった感じ。実際大人だけど。
とても、昔お尻を出して走り回ってたようには見えないわね」

 

ねねちゃんは、少し意地悪そうにオラを見た。

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