オラとまさおくんは、近くの喫茶店に移動していた。
まさおくんは、テーブル上に項垂れていた。
「……まさおくん、大丈夫?」
「うん……なんとか……」
よほどショックだったのだろうか。声に全く生気を感じない。
魂だけ、上空3000mまで旅立ってるようだった。
「……あの人、ねねちゃんの仕事場の保育士さんなんだ……」
「ねねちゃんの職場って……フタバ幼稚園?」
「うん……。前に、見たことがある……」
「保育士さんねぇ……」
突如、まさおくんはテーブルをバンと叩き立ち上がった。
「しんちゃんも見たでしょ!?あんだけイケメンなんだ!絶対に、何か狙いがあるんだよ!
あんなイケメンが、ねねちゃんを相手にするはずなんてないし!!」
まさおくんは、見ていて清々しいほど、はっきりと断言したっ!!
(………おい)
「きっと、ねねちゃんの気持ちを弄んでるんだよ!!許せない!!絶対に許せない!!
……僕が、ねねちゃんを助けるんだ!!!」
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