クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

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「――まさおくん?」

「――ィヒイイィイイッ!?」

あれだけ周りを気にしていたのに、背後に近付くオラに全く気付かなかったのだろうか。
付近に響き渡るほど、まさおくんは絶叫した。

振り向いたまさおくんは、オラの顔を見て胸を撫で下ろす。

「……なんだ、しんちゃんか……もう、脅かさないでよ……」

 

「いやいや、驚いたのはこっちの方だぞ。ていうか、何してるの?」

その問いに、まさおくんは少しだけ躊躇した。そして、曲がり角の先を顎で示す。

「……あれだよ」

「あれ?」

まさおくんに指示されるがまま、オラはその方向を注視した。

 

「……あれは……ねねちゃん?」

その先にいたのは、ねねちゃんだった。そして彼女の隣には、見覚えのないイケメンが。
二人は、談笑しながら歩いていた。

「……まさおくん。これって……」

「………」

まさおくんの顔は、この世の終わりのように沈んでいた。

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