クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

【PR】Akogare


「――当然、好きさ。出来るなら、彼女と添い遂げたい――」

「……」

「……」

……彼の目に、嘘はなかった。
彼の視線は、どこかに逸れることもなく、ただ真っ直ぐオラに向けられていた。

「……よかった……」

「……?」

オラの呟きに、風間くんは首を傾げる。

 

「……風間くん、ちょっと来てよ」

「え?」

「いいからさ。付いて来て」

「……また、僕を連れ回す気か?」

「そんなんじゃないって。……ただ、あの日に戻るだけだよ」

「……どういうことだよ」

「いいからいいから」

「……」

少し、強引に風間くんを連れ出した。
彼は最後まで首を捻っていたが、今はそれでいい。
……とにかく、来てさえくれれば、それでいいんだ。

「――しんのすけ……ここって……」

 

オラが案内した場所で、風間くんは周囲をキョロキョロ見渡していた。
そこは、風間くんとひまわりが決別した場所。そして、オラが風間くんから全てを聞いた場所。

ひまわりの涙が流れた場所。オラの葛藤が生まれた場所。
――あの、公園だ。

続きは次のページからご覧ください!!