クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

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それは、自分の中にある罪悪感を消し去るためだろうか。
彼女の中で、今オラは、足枷になっている。
それを外したことにより、彼女の中の何かが弾けたのかもしれない。
だけど、その涙の先には、必ず彼女の笑顔があると信じている。

 

だからオラは、ただ彼女を見ていた。泣き続ける彼女を見ていた。
――ふと、頬に何かがついているのに気付く。
触ってみれば、それはべたべたしていた。

(……なんだよ……なんでオラも泣いてんだよ……)

……それでも、手で触れたものは、とても暖かかった。

「……まったく……ここのところ、よく僕を呼び出すよな……」

コーヒーを飲みながら、風間くんはぼやいていた。

ここはとある喫茶店。そこに、オラは風間くんを呼んでいた。
そんなことを言いながらも、結局は来てくれるのは、本当に風間くんらしいと思う。

「ごめんごめん。ちょっと、話があったからね」

すると風間くんは、コーヒーカップをゆっくりと置き、改めて聞いてきた。

「……それで?なんの用?」

「ああ。……風間くんさ、ひまわりのこと、どう思ってる?」

「……え?」

「率直に、今の気持ちを聞きたいんだよ」

「……どうって……」

「……」

「……」

一度苦笑いを浮かべた風間くんだったが、彼はすぐにオラの目を見た。
そして、顔を引き締めて、改めて口を開く。

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