俺「よし遊園地到着」俺「わぁー…遊園地だぁー!!」キャッキャ
俺「あれ?大人な妹さんは遊園地でははしゃがないんじゃなかったか?」ニヤニヤ
俺「ハッ…う、うるさいっ!!いーでしょ別に!!」カオマッカ
俺「お前らほんと仲良いよなぁ、なんかカップルにしか見えん」
俺「なっ…」ドキドキ
俺「そ、そんなんじゃないですってぇ!!」ドキドキ
俺「ハハハ…冗談だよ兄妹だもんな」
俺「お、お兄ちゃんのせいなんだからねっ!変な目で見られちゃうじゃない!」
俺「な、なんで俺のせいなんだよ…」
俺「まずはどれに乗るよ?」俺「私ジェットコースターが良い!!」
俺「おー妹ちゃんは怖いのとか大丈夫なの?」
俺「はい!全然へーきですっ!」
俺「それじゃジェットコースターに行くか」
俺「おう」
俺「あっ!私友さんと乗るからお兄ちゃんは一人で乗ってよね!!」
俺「へっ?ああ…わかったよ…」
スタッフ「おひとり様ですねーチケットを…」
俺「三名です」チケットスッ
スタッフ「え?」
俺「三名です」
かなC
スタッフ「あのー…」俺「俺と…こっちが妹」
俺「どーも」ペコリ
俺「んでこいつが俺の友達」
俺「うっす」
俺「三名です」
スタッフ「は、はぁ…」
俺「友さん、一緒に乗ろー!!」
俺「はいはい!!じゃ、俺、悪いね」
俺「ああ、俺はお前らの後ろに乗るから」
スタッフ「…まいっか」
俺「きゃー楽しみぃー!!どきどきするぅ!!」オオハシャギ
俺「おい、妹はしゃぎすぎんな恥ずかしいだろ」
俺「う、うるさい!!お兄ちゃんは一人で寂しく乗ってればいーのよ!!」
なるほどワロタ
人工精霊なのかイマジナリーフレンドなのか
ピピピピピスタッフ「安全バーが下がりますのでご注意くださーい」
ガッシャン
俺「友ービビってねーか?」ニヤニヤ
俺「お兄ちゃんじゃないんだから友さんがビビるわけないでしょ?ねー」
俺「ハハッ…いやちょっとビビってるかも」
俺「大丈夫ですよー私がついてますから!」
俺「なっ…!!」
俺「ハハッありがと、たのもしいね」
スタッフ「ではいってらっしゃーい」
ガタガタガタガタ
俺「あーどきどき!わくわく!」キャピキャピ
俺「なぁ…俺」ヒソヒソ
俺「なんだよ?」
俺「お前もしかして…妹ちゃんのこと好…」
俺「えっ?」ブワッ
俺「きゃああああああああっ!!たのしいいいいい!!」
俺「うおおおおおおっ!?」
俺「…」
ゴォォォォ
…
スタッフ「おかえりなさーいお疲れ様でしたー」
俺「ありがとーございましたっ!」
俺「結構怖かったなぁー」
俺「うっぷ…やばかった…」
俺「おいおい、俺大丈夫か!?」
俺「お兄ちゃん情けなさすぎぃー」
俺「うっぷ…ダメかも」
俺「ごめん妹ちゃんちょっと兄貴連行していくねw」
俺「おいおい、大丈夫かよ俺ー」サスリサスリ俺「げろげろ…うっぷ…す、すまん…もう大丈夫だ、それより…」
俺「ん?」
俺「ジェットコースターが落ちる前にお前が言いかけたこと…あれって」
俺「俺の質問なんだったのかって?」
俺「ああ、友前の席だし小声だったしでいまいち聞こえなくて」
俺「わかってるんだろ?本当は…俺が何を言ったのか」
俺「…!!」
俺「お兄ちゃん遅いなーまだかなぁ…」スタスタ
俺「どうなんだよ?もしわかってなければ俺は遠慮せず妹ちゃんにアタックかけるぞ?」
俺「…!!お、俺は…」
俺「はっきりしろよ俺、男だろ?」
俺「おにぃ…」
俺「俺は…妹が好きだ!!」
俺「…!!う、うそ…お兄ちゃんが…私を…?」ドキドキ