元妻や娘から無視されるか、暴言を吐かれるかの毎日だった。食事や洗濯はすべて自分でやった。
しかも洗濯機は使わせてもらえず、夜中にコインランドリーで洗った。
それに家の風呂には入らせてもらえず、毎日、銭湯に行った。
うちも娘が中学3年生の頃だった。
キモい、近寄るな、汚い、から始まって、最後の方は、金だけ残して視界に入らないところに消えてくれ、
さっさと死んでくれるとうれしい、生命保険は入っているのかなど言いたい放題だった。
思春期云々ということも考えはしたが、どうしてそこまで嫌われるか、心当たりがなかったから、苦しかった。
あとで分かったのだが、娘は元妻から、父親は浮気をしているといった嘘を散々吹きこまれていたとかで、
家庭を顧みず、浮気相手に入れあげているような父親に対しては何を言っても許されると思っていたらしい。
本当に胃に穴が空くほどの半年あまりだった。
娘が高校1年生の夏に、一気に離婚して二人まとめて追い出した。
当時は、とっとと縁を切って人生をリセットしたいという気持ちが強かったので、一気に叩きのめすことを優先したけど、
相手が次第に追い詰められていくのを遠くから眺めるというのも面白かったかも知れない。
>>537
それだけやられてしまえば、もう憎む対象になってるだろうし、そうなるだけの事を娘も
してしまったんだろうから何とも言えないけど…やるせない話だ。
子供って小さい頃は本能の根深いところで妄信に近いくらい親を信頼してるから、思春期
に差し掛かって母親からそんな嘘を吐かれた為に、そこまで突っ走ってしまったんだろうな。
特有の未熟な潔癖性と、未だガキっぽい嗜虐性の混ざった感覚で。元嫁、地獄行きだね。
でも元嫁は何でんな事したの?相当に亭主を憎んでないと、そんな真似できないと思うが…
まさか元嫁の方が浮気でラリって、計略を巡らしてたとか?
>>538
> 特有の未熟な潔癖性と、未だガキっぽい嗜虐性の混ざった感覚で。
多分。きっとそうなんだろう。
娘が中学3年生になるまでは、国内外のあちこちに単身赴任を続けていたので、滅多に家にいなかった。
元妻からは単身赴任中、愛人と一緒に暮らしていると吹き込まれていたようで、
こちらとしても仕方がなかったとはいえ、それも娘の思いこみの要因の一つだったろうと思う。
最初のうちは、娘なりに、母親の言っていることを疑ったこともあったようだ。
が、それも結局は、「証拠写真」なるものを見せられて、元妻の嘘に納得してしまったらしい
(実際には、後ろ姿の姉と一緒に写っている赴任先での写真だったのだが)。
一度、嘘に納得してしまうと、あとはこちらのすべてを信じられなくなっていたようだ。
元妻が裏で糸を引いている可能性も考えたが、こちらから話し合いを持ちかけても、ずっと拒否されていた。
正直、実の娘だというのに、憎しみすら抱いた。
顔が母親にそっくりなだけに、顔を見るだけで、本人の仕打ちと元妻の仕打ちが
フラッシュバックして吐いてしまうこともあった。電話などで声を聞くのもつらい。
高校生になるまで我慢したのは、本人の意志で養育費を拒否させるため。
実際には、暴言や虐待の慰謝料の請求を匂わせて、養育費の請求を取り下げさせた。
そこまで実の娘を憎んでしまった。結局、何だかんだあって、離婚後、2年経って、娘はこちらに引き取ることになったけど、
当初、子どものいない姉夫婦のところに下宿させて、金だけ出していた。
今は下宿して、大学生活を送っている。娘からは折に触れて手紙が来る。
いくら誤解があったとはいえ、人として許されないことをしていたと
本人なりに反省しているようだし、自分の中に母親の血が流れていることに苦しんでもいるようだ。
自分も母親のようになるかも知れないと思うと、結婚するのが怖いとも書いてあった。
娘も悪意によって振り回された、自分と同じ被害者なのだろう。
頭ではそう理解することもできる。
けれども、心底、そう思えるようになるには、もう少し時間がほしい。一番、最近の手紙でも、こちらからまた一緒に暮らしてほしいとは言えないけれど、
もしそうしてくれるなら、心から償いたいと書いてあった。
それで、もう少し経ったら、一緒にカウンセリングを受けてみようか、と返事した。
涙を流しながら、姉に電話をかけてきたそうだ。
翌々日には、誘ってもらえる日を待っています、という葉書も届いた。
ご明察の通り。
こちらを精神的に追いつめて、よその女に走らせ、こちらに有責事実をつけて
離婚しようという魂胆だったらしい。もともと元妻の有責で離婚寸前までいっていたこともあって、
婚姻関係破綻の責任をフィフティ・フィフティのところまで持って行きたかったようだ。
子供を心底憎めたら どんなに楽か
赤子の時の寝顔見ちゃったもんな
そう、だから苦しい道を選ぶことにしたよ。
やっぱり親子だからね。
それに離婚当時、こちらも娘には強烈な反撃をした。
その負い目もあるから。
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