24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/22(木) 20:40:42.59 ID:kUgYnxlM0
ある朝、俺が登校すると昇降口あたりで稲森さんと稲森さんと仲がいいDQNグループが目に入った
稲森さんはこのくらいの時間に登校してるんだなぁとか
DQNどもがいるから挨拶できねぇとか考えて稲森さんのほうみてたら事件はおこった
稲森「ん、これなんだろ??」
DQN女「なになに?えっ!?コレってラブレターじゃない!?www」
稲森「えっ、そうなのかなぁ」
DQN男「なに?ラブレター?俺が読んでやるよwww」
そういうとDQN男はラブレターらしきものを稲森さんから取り上げて声に出して読み出した
俺はスルーしてその場を後にしようと歩き出した
DQN男「…です。それでは返事待ってます。久保wwwwだってwww」
久保!?
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/22(木) 20:45:03.43 ID:kUgYnxlM0
あのラブレターって久保の!?
ビックリして振り返ったら稲森さんは半笑いのバカにした感じで笑ってて、
DQNどもと三年の教室の方へあがってった
登校する人が多い時間帯だったし、結構な人が久保のラブレターを聞いてた
当然ソッコーで久保ラブレター事件は広まって、
ラブレターにいたっては三年の廊下に張り出してあるって話だった
久保は「…ははは、マジでカッコ悪いな、俺」とか気丈にも笑ってたけど、
ショックなのは痛いほど伝わってきた
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/22(木) 20:52:03.34 ID:kUgYnxlM0
そんな久保を見てるとあのDQNどもと稲森さんに対する怒りがわいてきて
俺は三年の教室に向かった
途中でもう一人行くといってくれて、二人で三年の教室前にやってきた
廊下に張ってあったラブレターの前にはちょっと人だかりができてたけど
俺らはそれを無視してそれを剥がして、DQNどもと稲森さんのクラスに向かった
俺「コレをこんなことにしたのは誰ですか?」
いきなり稲森さんたちの教室に入って、お怒り口調で言ってしまった
DQN男「はぁ?お前誰?もしかして久保?wwwwww」
俺「違います!ていうかお前がやったのか?」
DQN男「お前?おい、誰に向かってそんな事言ってんだ?殺すぞ」
俺「お前みたいなカスはお前で十分だろ。絶対許さねーからな」
DQN男「いきがってんじゃねーよ!マジで殺すぞ!」
こんな感じのやりとりしてたから人も結構集まってきて、
先生もきたから俺らは自分たちの教室にかえされた
久保は笑いながら「ありがと、俺のために。でももうあの人のことはどうでもいいから、
1ももう気にすんな」って言ってたから、
俺は自分の気持ち抑えて、この件を早く忘れようと努めた
後日、俺と友達がDQNどもにボコボコにされたのは言うまでもない…
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/22(木) 20:53:29.54 ID:3X+buZpW0
>>1
日記帳持ってないの?
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/22(木) 20:59:10.08 ID:kUgYnxlM0
>>30
日記帳?小学校の宿題以来つけたことないぜ
それから恋愛恐怖症になったのか久保から恋愛したいオーラを感じなくなり、
なんとなく俺らの間じゃ恋愛話はタブーみたいな感じになった
でもそれ以外は前となんら変わらず楽しく平凡に過ごしてた
そんなこんなで中学を卒業して高校へ…
俺も久保も頭のよさは中の中か中の下くらいで、
徒歩圏内でいける中の中くらいの高校に入学した
高校でも久保と同じクラスになった(結局高校も三年間一緒だった)
俺らの高校には可愛い子が結構いた
高校生になったら彼女つくってムハムハしたいっていう野心を持った俺には
最高のステージになるはずだった
が、はじめに言っておくが俺には高校三年間で彼女は出来なかった…
野心家の俺はモテるかもしれないという幻想を抱き軽音楽部に入部、
一方の久保は帰宅部へ入部した
33: 忍法帖【Lv=17,xxxPT】 :2011/09/22(木) 20:55:55.45 ID:ECcQCmLT0
早くしろ。続きが気になる
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/22(木) 21:05:10.45 ID:kUgYnxlM0
高二の春、可愛い後輩の部活勧誘に必死になっていた俺と、相変わらず女っ気なしの久保
その日もいつものように学食で飯を食ってたが、みんな用事やらでその日は久保と2人だった
久保「そういえば1、可愛い一年生にしつこくアタックしてるみたいじゃん?w」
ビックリした…久保がこの程度のレベルでも恋愛関係の話をすることはあの件以来なかった
俺「お、おう!そうなんだ。でもなかなか上手くいかなくてさ」
久保「そうなんだ?上手くいけばいいな」
俺「おう!まぁ、まだまだこれからっしょ」
この後はいつもの他愛もない会話に終始したが、
なんか久保の心境に変化があったのかと思った
まさか新たな恋か!?
でも結構久保といつも一緒にいたけど、何かそれっぽい事もなかった
でもあんな事を言うなんて何かあるはず…
多分放課後に俺が部活に行ってから何かあるはず…
結構サボってた部活をその日もサボって俺はストーカーみたいに久保を追うことにした
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/22(木) 21:10:09.24 ID:kUgYnxlM0
最初久保は教室で友達とだべってたんだけど、少しすると教室を出て歩き出した
教室のベランダに潜伏してた俺はすぐさま後を追った
久保は図書室に入っていった
図書室…中学からの付き合いだが、久保が図書室にいったのを見たことなんてない
これは図書室に何かある…
俺は図書室のもう一つのドアからこっそり侵入した
(隣の教室と繋がってて奥にあって久保側からじゃ見つからない)
どこにいるかなと捜してると机に座ってる久保を発見!
・・・んっ!?
隣に女の子が座ってる・・・!?
なんだ、あいつ、なにしてるんだ・・・
ストーカーの俺はもうちょっと接近して女の子が誰か確認した