そんで住んでる場所とか見てみると
俺の住んでる場所から4駅くらいの場所に住んでるって書いてあった
距離にして10キロくらい?
まぁまぁ近いじゃんって感じだ
ってか出会い系とか初めて登録したわけで
ホントに近場のヤツっているんだなって妙な気分にもなった
まぁ結局、そのメッセージには返信したわけ
「僕も話せる友達探してたんです」みたいなね
本当は童貞卒業したいだけのくせに
そんで、長くなるから過程はハブくけど
近いうちに会おうってことになった
なんかこういうのって写メとか見せてからあうもんだと思ってたけど
話するだけだし気にしないって言ってくれた
でも逆に俺はここで何か怪しいなって気持ちがまた出てきたんだけどね
もし美人局だったらどうしようって
まぁそれでも人生どうでもいいって思ってたから
そうなってもいい経験だよなって感じで
約束の日になった
特定されないと思うから言うけど
去年の4月27日に初めて会ったんだ
だからちょうど1年近く前
無償に懐かしくなってこの話を書いてる
当日待ち合わせは俺の最寄駅
小さい駅だけどマックとかカフェくらいならある
正直恐怖が支配してたねあの日は
ヤクザとか来たらどうしようって
だから走って逃げやすいように靴選びには特に気を使った覚えがある
あとサイフにも必要最低限3000円くらいしか入れなかったし
キャッシュカードとかも家においてきた
なんだかんだでビビリの俺はそのくらい警戒してたわけね
待ち合わせは13時だったんだけど
13時ちょうどに電話が鳴ったわけ
呼び捨てにするけどユカから電話が入った
小さい駅だけど土曜はそれなりに人多いから
当日は着いたら電話してってことで番号教えてたんだよ
当然震える俺の手
だって初めて話すんだもんな
しかも出たら知らない男の声かもしれないわけで
でも勇気出して電話出たんだよ
そしたら
「もしもしユカです。着いたんですけど、どこにいますか?」
って
女の子の声がした
ホッとしたね正直いって
ホッとしたのと同時に次は別の緊張が襲ってくるわけよ
「ヤバイ知らない女と電話してる!待ち合わせしてる!童貞なのに」
ってね
若干テンパりながら場所を説明したんだ
どうやらユカは反対側の出口から出てしまったらしい
そんで電話しながら5分くらいで初対面ですよ
超緊張の初対面
電話で場所誘導しながら「来るな」って思ってたね
意味不明だけど
そんでケータイ耳に当てながらこっち見て
ちょっと遠くから手を上げて合図してくれた
だから俺もちょっとだけ手挙げた
思いっきり上げて降るとかっていう勇気はなかった
でユカに初めて会ったわけだけど
なんつーか華奢な感じで思ってたよりカワイイわけよ
俺から見たら可愛いってことね
だからますますテンパっちゃってね
そんな子が俺なんかと待ち合わせするなんて周りからなんて思われるんだろうって心配した