大人「未来からきますた」
子供「…本当に?」
大人「残念だけどこれがお前の未来だ。夢も希望も明日も無いただのおっさん。それがお前」
子供「…パイロットになってないの?」
大人「車の免許すらない」
子供「…」
大人「ついでに無職」
子供「おじさん無職って…何してるの普段」
大人「ゲームしたり漫画読んだり飯食ったり。最近はそれすらめんどくて寝てばっかだ」
子供「なんだ僕とそんなに変わんないね」
大人「しかし年齢と共に親の目は冷たく変わる」
子供「でも大人なら何時までも起きてて怒られないでしょ?」
大人「いや、案外今でもゴソゴソうるさいって怒られるぞ」
子供「からあげとかアイスとかいくらだって自分で買って食べられるし」
大人「からあげは胸やけ、アイスは下痢」
子供「つまんないの」
大人「夢は夢のままが一番なんだよ」
大人「それにしてもちっさい俺だな。お前今いくつよ」
子供「七歳」
大人「じゃあまだはっきりオXXー知らない頃か」
子供「おじさんは難しい言葉使うね」
大人「小学五年生になれば分かる。たしか初めてのネタは拾ったヤンマガのグラビアだったかな」
子供「わかるの随分先だね。四年も先じゃん」
大人「確かに子供の時は一年が長く感じるが二十歳越えると四年すら嘘のようにあっという間だぞ」
子供「で、おXXーって何?」
大人「悪い事じゃない。むしろいい事。主に下半身に」
大人「そういやこの頃は、前の席の女ちゃんが好きなんだよなお前」
子供「えっ」
大人「俺はお前だ。隠しても無駄」
子供「でも…べ、別にそんなんじゃ…」
大人「ツンデレきめえ」
子供「??」
大人「ちなみに女ちゃんはな、お前の知らない奴と高校生でできちゃった結婚したよ」
子供「ええっ」
大人「しかし現在は一年前にあったらしい同窓会で再会した男子と浮気しているとの噂だ。言わばビッチである」
子供「らしい?」
大人「同窓会に呼ばれなかったんだよおじさん。もといお前」
子供「…」
待ってたぜ、今日は変な邪魔入らんだろうから思う存分やってくれ
ゆっくりしてry大人「学校は楽しいかね」子供「宿題は面倒だけど休み時間とか楽しいよ」大人「今の内だけだぞ」
子供「えっ…」
大人「中学の俺の休み時間は1・寝たふり、2・読んだ本をもう一度読む、3・次の授業の準備を繰り返す、のどれかだ」
子供「…なんだかつまんないね」
大人「しかも周囲に寝たふりだとバレバレで笑われる」
大人「やはり女は清楚な子に限る。俺童貞だけど」
子供「どうていって?」
大人「ある種の病気かな」
子供「ええっどんな病気!?」
大人「これからの人生で身を持って知るさ。童貞の愛しさと切なさと心苦しさを」