メイは俺と会った後はすごく元気になるらしい。
しかし、そのことが施設にいる他の子供、特にリーダー格の年上の女の子から疎まれるようになったというのだ。
基本、この施設にいる子どもたちは、
保護者がいなかったり、虐待を受けたりで、
親や親族と会うことのない子供たちだ。
そんな中、メイにはいつも親族(俺)が会いに来て楽しそうにしている。
「なんでお前だけが!」
となり、虐めの対象となった。
施設職員と今後の話し合いをしたのだが、
その時に言われたのが、
「メイと会う回数を極端に減らしてくれ」
とのこと。
「他の子たちと差が出ないようにしたい」
とのことだったが、
俺にとっては、残されたただ1人の大事な身内だ。
とても了承しがたい。
しかしその方がメイのためになるなら、としぶしぶながら納得。
そのことをメイにも伝えたんだ。
続きは次のページでご覧ください!!