一週間後の朝 国道沿いの牛丼屋
DQN「らっしゃあせぇ! お好きな席どうぞぉ!」
ドスッ
サラリーマン「ふぅ。」
DQN「あぁい、お水失礼っしゃぁす! ご注文お決まりっすかぁ?」
サラリーマン「あぁ、鮭定食。」
DQN「あざっす! はい、5番さん鮭一丁ぉ!」
厨房「「あいよぉ~」」
DQN「いやぁ、朝から暑いっすねぇ。」
サラリーマン「えっ? あ、あぁ。そうだね。」
DQN「スーツ、大変じゃないっすか?」
サラリーマン「あぁ。ま、まぁね。でも、営業だからね。いくらクールビズと言っても、ジャケット無しで得意先は回れないから、大変だよ。」
DQN「そうっすよねぇ! 鮭は精力付くんでねぇ、ガンガン食って仕事頑張ってくださいよ!」
サラリーマン「はははっ。ありがとう。お兄さんは新人かな? おじさんは週3日ぐらいはこの時間に来るけど、君は見た事ないなぁ。」
DQN「いえ、普段は夕方のシフトなんすけど、最近、朝の時間に人足んない時にも入るようにしてんすよ!」
サラリーマン「そうかそうか。いやぁ、こうやって話しかけてくる店員さんは初めてだからねぇ、ちょっと驚いたよ。」
DQN「あっ、さぁせん! 馴れ馴れしいっすよね。」
サラリーマン「いや、良いよ。おじさんは古い人間だからね、こうやって話しかけてくれる店員さんは大好きなんだ。君、良い店員さんだね。」
DQN「あざっす! 恐縮っす!」
同日 昼休み 体育館裏
非リア「・・・。」
A子「・・・。」
B子「DQN、今日も休みだねぇ。」もぐもぐ
C子「最近、午前中にもバイト詰めてるらしいよぉ。」もぐもぐ
非リア「・・・。」
A子「・・・。」
B子「なんでそんな急に頑張り出したんだろ?」もぐもぐ
C子「分かんなぁい。ってかぁ、そろそろ出席日数ヤバくね? バイト詰める前からちょいちょいサボったりしてたじゃん。」もぐもぐ
非リア「・・・。」
A子「・・・。」
B子「・・・・・・何か二人暗くね?」
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