189:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 21:03:57.66 ID:2abiLlXbO
女姉(あの子が居るなら悠長にしてられない! ろくに帰宅ルート覚えず来たから戻れないし…!)
女姉(手早くホテルに向かって姿をくらます。道中で妹を巻けばいいだけっ)
女姉「ほらっ! 貴方が行きたがってるホテルはどこにあるのっ?」
男「そこの通りまっすぐですけど、あの、少し声量を落として…」
女姉「今更恥ずかしがる神経持ってないでしょ貴方は!」
ずんずん ずんずん
男「ここ、です」
女姉「ここね! じゃあ早く入店して───」
『スィートランドホテル』
女姉「──ふええ?」キョトン
女姉(ここって、確か。え、あれ、見覚えあるけど、あれっ? あれれっ?)
女姉「…っ…」カツン
男「──先生」がしぃっ
女姉「ひいっ!? お、男くん!?」
男「今、逃げようとしましたよね? ダメですよ、逃がしませんから」ギュウ
190:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 21:04:30.23 ID:2abiLlXbO
女姉「まっ、待ってくれない? え、どうしてこのラブホテルに…!?」
男「何を今更知らないふりをしてるんですか」
男「俺にはどうしても解決しなければならない事があるんです。ご覚悟を」
女姉「解決…なにそれ、待ってちょっと!? やだやだやだやだ! ここはやだ!」グイグイ
男「あ! やっぱり今の今まで部屋のこと忘れてたんですね!」
男「でも諦めませんよ! これが俺の願いです! しっかり解決させてもらいます!」グイグイ
女姉「やめてやめて! ほかのラブホテルだったら良いから! 着いていくからここだけはイヤ!」
男「ここまできてなに意味不明なこと言って、るんッ、ですか…っ」ギリギリギリ
女姉「いぃ~~~~やぁあ~~~~っ」ギリギリギリ
「──大声でうちのホテルを大否定するな、迷惑だろ」シュボッ
女姉「ひぃいっ!?」ビックゥウウン
叔母「ん? あれ、お前…」フゥー
女姉「あっ…あぁあ…っ…! せ、せんぱ…っ」
叔母「とうとう生徒に手を出したのか?」
男「ちがう!! もう叔母さんは黙っててください! ややこしくなるから…!」
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