165:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/25(火) 17:45:22.18 ID:m7QS7m8KO
~~
「女姉せんせーおはようございまーす」
女姉「あら。どうしたのかしら、今日は一段と良い挨拶ね」
「へへ、あのね? 一昨日からカレシと仲直り出来たんだぁ」
女姉「へぇ…」
「クラス中巻き込んでさ、変なフンイキになっちゃってたんだけど──ここだけの秘密だよ?」コソコソ
女姉「? なにかしら?」
(実はウチのクラスの委員長二人、付き合ってる噂で持ちきりなの。先生の妹さんでしょ? それって?)
女姉「え、あ、うん…?」
「あの仲悪い二人がそっこーで仲良くなってる姿みたらさぁ、ウチも喧嘩してたのばからしくなっちゃってww」
「──だから先生もはやく、良い人みつけなよー?」
女姉「馬鹿ね。大人を心配する暇があったら将来を悩みなさい、今度の中間テスト期待してるわよ」
女姉「……」
女姉(……。そこまで近づけとは言ってないのだけど、私は)
~~
166:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/25(火) 17:45:54.83 ID:m7QS7m8KO
『ええっ!? な、なりゆきですっ! 誤解ですってば!』
女姉「君、嘘が露骨に声に出るわね。電話越しでも動揺顔が手に取るようにわかるわよ」
『…はあ、まさかの予想外。でも、作戦は上手くいったみたいで安心しました』
女姉「作戦ですって?」
『ええ、クラス男女仲を良くする為に。仲の悪いと噂される二人が率先して一緒に帰宅すれば変わるかもと』
女姉「思い切ったことするものね。君からの提案かしら?」
『違いますよ、妹さんです。…煽ったのは俺ですけど、まあ、女姉先生から彼女の性格はよく聞いてましたし』
女姉「そう、なら油断しないことね。妹はどこで感情を爆発させるかわかったもんじゃないの、注意を怠らないように」
『あの、遅いですその助言…この数日でいやと言うほどわからされましたけどね…』
『──ぅーん、あ! こりゃナオンと電話中デショ! んな雰囲気だしてるー!──』
『ワオ! オトコってば手がはやーい──ちょっとお姉さんに変わってみ? 働け──ゴキィイインッ』
女姉「どうしたの? こんな夜中に騒がしいわね」
『ちょ、電話中だって言ったでしょさっき!? シッシッ! …い、いや、その親戚の人がお酒飲んで騒いでまして…』
女姉「? そう、なにか骨が折れた音も聞こえたような…」
女姉「まあいいわ。それよりも明日も学校なのだから早く寝なさい。良いわね」
『わかりました。では、これで』ピッ
女姉(順調そうでなにより。けど、まさか妹のほうから彼に提案するなんて少し変わったのかしら、あの子も)
続きは次のページからご覧ください!!