103:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/07(火) 22:17:00.25 ID:U/6nxyQRO
清掃「うっ…じゅもんちがいます、間違えたよオトコ…もうねひほ…」スピー
男「ダメダメダメ! 寝たらその後は復活の呪文でも効かないからねッ!」
清掃「うん、じゃあ眠らないようオトコも手伝って、一緒に言って」
男「いや、だから、俺はあんまり詳しくないんだって…っ」
清掃「……。そっか、ならボクがんばる」
男「あ…」
男(違う、違うそうじゃなく、そんな悲しそうな顔をさせたかったワケじゃない)
男(興味がなかったことをいきなり、…押し付けられても困るだろ。俺だって仲良くなりたい、けれど)
男(自分に無かったものを、相手と仲良くなりたいってだけで増やしていくのは変じゃないか)
男(何時かは無理出る。限界が訪れる。その終わりを抱えたまま友達に、なんて、そんなの)
男「………」
清掃「ぞたう、いびほ、ぜもむの、ねひぎ…」ボソボソ
男「ケル君、あのさ」
清掃「ハーイ? なに?」ニッ
男「…。俺実は、夜遅くまでケル君が話してくれたゲームのやつ、殆ど意味がわからなかったんだ」
清掃「じゃ帰ったらまた話すね!」
男「そゆことじゃないよケル君! そうじゃなく興味が持てないんだ、君が言ってることに…」
104:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/07(火) 22:18:18.38 ID:U/6nxyQRO
清掃「そうなの?」
男「君が楽しそうに話してること、俺にはちんぷんかんぶんで良くわからない」
男「…だから、それを聴き続けてるのはとても辛い、んだと思う、多分」
男「だから! だから…俺は…」
清掃「………」
清掃「すごいね、オトコ」
男「ええっ? な、なんで! 俺は君に酷いことを言ってる、のに」
清掃「ううん、そうでもない。だってボクが言ってること、あんまり楽しくないの知ってる」
清掃「それをハッキリとノーって言ってくれる。そんな人、オトコが初めてよ?」
男「俺が初めて…」ズーン
清掃「違う違う褒めてる、褒めてるよオトコ! ボクはそんなハッキリと言えるオトコが凄いって言いたい!」
清掃「いやならいやでいい、ダメならダメでいい、一番しちゃだめなのは───」
清掃「───ひとり抱えて黙ってるコト」
男「…っ…」
清掃「ボクはそう思う。だって、ムリなんてトモダチにしてほしくない。いやならいやって言って欲しいから」ニコ
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