45: 名も無き被検体774号+ 2014/03/12(水) 08:25:01.86 ID:zSMs1Lti0
コナン・ドイルは世界旅行に赴く際、スーツケースに何枚のパンツを詰めただろうか。
そんな馬鹿なことを考えたのは、先生が、コンビニの日用品コーナーに足を止めて、真剣に下着を見ていたからだ。
遠巻きにそれを見ていた僕に気づくと彼女は真っ赤になって、白々しくも、ウェットティッシュをひっつかんで籠の中に入れたのだが。
まるで、前々からそれを買おうと思っていたのだというふうだった。そんな彼女が愛おしくて仕方がない。下着か、と僕は考える。
それはつまり、旅の意思を表しているのだ。僕は、僕たちは、これからどうしようと言うのだろうか。
僕の中に、彼女の中に、少なくともまず今日一日を、越す意思はあるのだろうか。
明日のためのパンツを買うというのはつまり、そういうことだ。
いきあたりばったりを、いきあたりばったりのまま終わらせる気ではないという意思表示だ。先生が去った後の日用品コーナーに立つ。
そこには、男性ものの下着ももちろんあった。
僕は思う。邪魔が入らなければ、先生は、パンツを買っただろうか。
僕はいったい、どうするべきなのだろう。
そんな馬鹿なことを考えたのは、先生が、コンビニの日用品コーナーに足を止めて、真剣に下着を見ていたからだ。
遠巻きにそれを見ていた僕に気づくと彼女は真っ赤になって、白々しくも、ウェットティッシュをひっつかんで籠の中に入れたのだが。
まるで、前々からそれを買おうと思っていたのだというふうだった。そんな彼女が愛おしくて仕方がない。下着か、と僕は考える。
それはつまり、旅の意思を表しているのだ。僕は、僕たちは、これからどうしようと言うのだろうか。
僕の中に、彼女の中に、少なくともまず今日一日を、越す意思はあるのだろうか。
明日のためのパンツを買うというのはつまり、そういうことだ。
いきあたりばったりを、いきあたりばったりのまま終わらせる気ではないという意思表示だ。先生が去った後の日用品コーナーに立つ。
そこには、男性ものの下着ももちろんあった。
僕は思う。邪魔が入らなければ、先生は、パンツを買っただろうか。
僕はいったい、どうするべきなのだろう。
コンビニから出た僕らが手に下げていた袋には、次のようなものが入っていた。
缶コーヒー、
サンドイッチ、
唐揚げ串、
キシリトールガム、
要らないであろうウェットティッシュ、
そして煙草。
僕も先生も、明日のことは、考えないことにしたのだ。
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