クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

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「――しんのすけくん、どうかしましたか?」

車を運転してい黒磯さんは、ふいに話しかけて来た。

「え?」

「顔が、落ち込んでいますよ?」

「は、はあ……」

 

この人は、たぶん人をよく見てるんだと思う。長年この仕事をして培われた、洞察力みたいな。
この人の前だと、隠し事なんて出来ないな――
そう、思った。

 

「……ちょっと、妹とケンカしまして……」

「妹……ひまわりさんのことですか?」

「はい。隠し事が、ばれちゃったんですよ。心配かけないように黙ってたんですが、逆に心配かけちゃったみたいで……」

 

「……仕事の、ことですか?」

「……はい」

「………」

黒磯さんは、何かを考えていた。そして、急にハンドルを切る。
それは、本来向かうべき方向とは、違う方向だった。

「……少し、休憩しましょう。この先に、海が見える見晴らしのいい波止場があります。コーヒーくらい、奢りますよ」

「はあ……」

 

波止場に着いたオラと黒磯さんは車を停め、海を眺める。
手にはコーヒー。
黒磯さんは、タバコを吸い始めた。

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