クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

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――そして、ひまわりが帰らないまま、朝を迎えた。

 

「……もう朝か……」

朝日が射し込む窓を見て、オラはふと呟く。
本当に、何があったのだろうか……

嫌な記憶が、脳裏に過る。
あの時、真夜中に電話が鳴り響き、変わり果てた父ちゃん達を迎えに行った。
しかし何か起こってるなら、電話があっててもいいはず……

「……帰ったら、こりゃ説教だな」

 

そう……きっと帰ってくる。
そしてひまわりは言うんだ。
「友達の家にいた」って……

 

――その時、家の電話が鳴り響いた。

「――ッ!」

一気に、心拍数が上昇したのが分かった。

ヨロヨロと立ち上がり、電話機に向かう。目と鼻の先にあるはずの電話機が、とても遠く感じた。
伸ばす腕が震える。
そして、受話器を耳に当てた……

 

「……もしもし、野原です……」

「あ!野原さんですか!?」

「は、はい……あの……」

「野原ひまわりさんという方は、ご家族におられますか?」

「はい。僕の妹ですが……」

「――課長!ご家族の方に連絡取れました!」

……その様子は、以前経験したことがあった。

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