しくじり俺「まぁ景気が良かれ悪かれ同じ結末だと思うけどな」
中学俺「俺ニートになるん?」
しくじり俺「いや、フリーター」
中学俺「フリーター…まぁ働いているなら」
しくじり俺「いや、良くねぇから」
中学俺「ん?なんでだよ」
しくじり俺「まぁ、20代前半なら別にフリーターでもいいんだよ、だけど20後半になるとキツくなる」
中学俺「はぁ?なんで」
しくじり俺「俺の事案なんだけどなバイトって時給だから働いた分しか金貰えないわけ」
中学俺「うん」
しくじり俺「だから働かせてくれないと金貰えなくなるわけ」
中学俺「どういう事?」
しくじり俺「まぁバイトが働ける日数と時間は結局雇用主…その店の店長とかが決めるわけ」
しくじり俺「だから今まで20日働けたけど店長の指先一つで10日までに減らされる事もあるわけ」
中学俺「じゃ、じゃあお前、今どれくらい稼いでいるの?」
しくじり俺「約10万円、ちなみに同じ年代で正社員で働いていたら倍以上は貰ってるから」
中学俺「」
しくじり俺「で、そのバイト先も潰れるから無給になるんだよ」
中学俺「お前どうするんだよ」
しくじり俺「さぁ?」
中学俺「さぁって」
しくじり俺「俺の人生怠けてばかりだからこういう状況でもやっぱやる気が出ない訳」
中学俺「」
しくじり俺「で、俺みたいな年齢になるとバイトすら採用がキツくなるんだよ」
中学俺「じゃあお前……」
しくじり俺「このまま行くとホームレスになるな」
しくじり俺「今までの人生振り返るとやっぱターニングポイントは中学時代だと思ったわけ」
中学俺「…そんな事言われても勉強なんて」
しくじり俺「確かに方程式とか古文とか役に立たないよ、歴史とかリトマス紙も同様に」
しくじり俺「だけど勉強ってそういう役に立たない事、つまらない事でも積み重ねる事ができる…つまり努力と根気の練習なんだよ」
中学俺「…練習……」
しくじり俺「そりゃ勉強しなくても人生軌道修正できる奴はいるよ」
しくじり俺「でもそういう奴らは色々な人と触れ合って人脈作ったり、色々な修羅場を潜り抜けた人間だけなんだよ」
しくじり俺「お前みたいな中途半端者はやっぱ勉強頑張って努力のクセと仕方を身に付けなきゃいけないんだよ」
中学俺「……で、でも今更……」
しくじり俺「何もエリート高校目指せって言っているわけじゃない、中の上…無理なら中堅ぐらいの高校は目指せる努力はしてくれ」
しくじり俺「今は辛くてもそのうち、あの日勉強しておいて良かったって思える時期が来るから」
しくじり俺「ん?あぁ~そろそろか」
中学俺「そろそろ?」
しくじり俺「俺帰るから」
中学俺「え…もっと未来の事教えろよ」
しくじり俺「無理、俺がホームレス予備軍って事しか教えられない」
しくじり俺「あとは…あ、中3の夏に忘れ物取りに行くときに川口さんが水泳カバン忘れているからそれを……」フワッ
中学俺「消えちまった……」
中学俺「…勉強か…まぁホームレス予備軍ってのは嫌だしな……」
中3夏
中学俺「くっそ~ノート忘れるなんて」
中学俺(俺はあの日からとりあえず塾に行くことした、中3になると今まで運動部だった奴らがメキメキと成績を伸ばしていた)
中学俺(期末試験では大敗を喫した…このままだとマジでホームレス予備軍だ…俺はガチで勉強をする事にした)
中学俺「ついた…お、あったあった……ん?」
しくじり俺『川口さんが水泳鞄忘れてるから……』
中学俺「」ゴクリ
トイレ
中学俺「あ~川口さんの水着しめつけが凄いよぉ」4545
中学俺「パンツもいい匂いいいいい」クンカクンカ