「絶対に漫画家になる!」と決意して必死に頑張ったものの、悲惨な崩壊の末路を辿った男がこちら…!

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俺はいつ訪れるか分からない編集さんに失礼のないよう、

背筋を伸ばしたままで1時間待ち続けた。

一時間後訪れた編集さんは、大げさな仕草で事務的に謝罪し、

特に雑談も無く俺の原稿をめくり始めた。

相変わらずめくる速度が速い。

そして「これは賞に出しても絶対に引っかからないでしょう」と言った。

「え?」

「主人公にまったく感情移入できません。例えばここのvんヴぁいhbf」

そこから先はよく覚えていないが、

とにかくこの作品は賞に出すことすら拒まれた。

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