白髪の紳士「女の子にこんなことさせて申し訳ない」➡︎数ヶ月後、ホテルで偶然に紳士と再会した結果・・・

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「父が、”この家を自分の家だと思ってほしい”と言っていました。僕もそう思います」 

「図々しいかもしれないですが、弟と思って下さい。僕達は家族みたいに先生を思っていますから。」 

これまで淡い失恋で涙することは確かにあった。 
けれど、割と楽観視して生きてきたから辛くて泣くことは殆んどなかった。 

「先生!何で泣くんですか!」 

慌てたA君の声で気がついた。 
私は初めて嬉しくて泣いていた。

 

126: ◆bN5NHW/.U6 2012/01/15(日) 20:58:43.68 ID:mOX5Y/SB0
家族が増えた気がした。 
心の底では今までだって家族のように思っていたのかもしれない。 
気持ちが通じあったような気分になった。 「私がお姉ちゃんだったら…スパルタ教育だよ」 「今と何が変わるんですか」 「えっ、スパルタだっけ?!」 「冗談ですよ」 目が合ってお互い吹き出した。 
こんなに自然に笑ったのは久しぶりかもしれない。

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