母子家庭でヤンキーだった兄貴が死んだ結果・・・

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10: 名も無き被検体774号+ 2014/02/14(金) 13:17:56.78 ID:aKLz9Z4F0
結局その話し合いは1週間続いて兄貴が折れた
学費の事を心配していたみたいだけど
中学3年間お店を手伝ってくれた給料だ
と母親が分厚い封筒を出した事で収まった
いくら入っていたのかはいまだに知らない

 

11: 名も無き被検体774号+ 2014/02/14(金) 13:18:45.81 ID:aKLz9Z4F0
私は中学生になり兄貴は高校生になった
中学に入ると教師からそっこーでマークされた
兄貴の妹か
って事でwww
例外なく私もグレたwww
でも毎日充実していた
母親との約束通り、スナックの手伝いをさせてもらえたから

 

12: 名も無き被検体774号+ 2014/02/14(金) 13:19:32.78 ID:aKLz9Z4F0
毎日夕方になると兄貴と二人でお店に行き
お店の掃除とつり銭の確認
お姉さん達に電話して出勤の確認
お酒や備品の発注
私が分からない事があると兄貴は何度でも丁寧に教えてくれた
仕事に関しては私がミスしても絶対に母親も兄貴も怒らなかった
準備が終わる頃には私はクタクタだったけど
兄貴が内緒だよ?といって
開店まで店のカラオケで遊ばせてくれた

 

13: 名も無き被検体774号+ 2014/02/14(金) 13:20:07.96 ID:aKLz9Z4F0

いつか自分も店持ってママになるんだろうなー
と漠然と考えていた頃
兄貴が高校を辞めた
というか退学になった

原因は上級生からカンパを回された事に腹を立てて
上級生の教室で暴れたらしいwww
当然返り討ちにあったのだが
一人ずつ闇討ちして傷害事件になった
母親は珍しく泣いた

 

14: 名も無き被検体774号+ 2014/02/14(金) 13:21:07.66 ID:aKLz9Z4F0
兄貴は定時制の高校に編入する事になり
毎日朝帰りでお店に来なくなった
数ヶ月後家を出ていって一人暮らしを始めたんだ
この時、兄貴が何をしていたのか知ったのは一年後の話
16: 名も無き被検体774号+ 2014/02/14(金) 13:21:37.36 ID:aKLz9Z4F0
私は無事に高校に進学し
メチャクチャ遊んだ
中学の時にすでに処女を捨てていたクソビッチな自分は
DQN特有の「食った男の数がステータス」みたいな
訳のわからんプライドと使命感に駆られ
毎日男をとっかえ引っ変えしてた
昼間は男と遊び夜は母親の手伝い
当然不登校になり出席日数が足りず高3の途中でで留年確定した

 

17: 名も無き被検体774号+ 2014/02/14(金) 13:22:18.09 ID:aKLz9Z4F0
ダブるくらいなら辞めようと思っていたら
兄貴にご飯に誘われ居酒屋に入った
そこで散々説教をされたが私は高校を辞める事を決めた
良い機会なのでずっと疑問に思っていたことを兄貴にぶつけた
私「最近なにやってんの?」
兄貴「ん?ホスト」
私「え?」
兄貴「ん?ホストだってwww」
まぁ薄々気付いていたけど

 

19: 名も無き被検体774号+ 2014/02/14(金) 13:24:08.02 ID:aKLz9Z4F0
兄貴「ちょっとこれ見てみ?」
書類を見せられると兄貴は売上1位を半年間キープしていた
兄貴「お前もさ18歳になったら本格的に水商売やんない?」
私「え、良いの?」
兄貴「っつーか俺達サラブレッドじゃん?wwwやんないと勿体無いだろ?」
私「うん、やる!」
兄貴「俺の系列のキャバで働けば俺も安心だしな。」
私「ありがとう!」
兄貴「でも2つだけ条件ある。」
私「なに?」
兄貴「一個は俺のマンションから出勤する事。部屋もあまってるし。オカンに負担かけてらんねーだろ?」
私「え、良いの?」
兄貴「もう一個は、大検取る事。高卒は無理でも大検は取りなさい。」
私「…わかった。」
兄貴「じゃあ引っ越したくなったら連絡して!」
私「はーい!」