夏の修羅場
高校時代、自分は野球部で夏休みの練習に行った帰りのこと
電車の優先席をタンクトップ+日焼け+金髪ロンゲ+ハ-パンという分かりやすいヤンキーが占領してた。
当然、その周りには皆避けるので空間ができてて、自分も遠くに移動した
ある駅で見るからに登山帰りですって感じの大荷物を持った
スキンヘッドのオッサン(30ぐらい)が乗ってきて、ヤンキーの前に立つ
ヤンキーは睨んだり舌打ちしたりしてたんだけどオッサンスルー
ヤンキー「ウッゼェ……」
オッサン「……」
ヤンキー「邪魔なんだよオッサン」
オッサン「……」
ヤンキー「無視してんじゃねーよ」
オッサン「……」
ヤンキー「なめてんのかオイ!」
オッサン「……なめてないよ」
ヤンキー「あ!? 喧嘩うってんのか!?」
オッサン「うってないよ」
ヤンキー「調子乗ってんじゃネーゾ!? コラ!!」
オッサン「乗ってないよ」
ついにヤンキーが立ち上がりおっさんの胸倉を掴む
ヤンキー「おいテメェマジ次の駅で降りろや、マジブチギレたわ」
オッサン「いいよ」
ここで電車内の空気が一瞬止まった
ヤンキーもしばらく黙ってた
そしてこっからオッサンがひたすら喋る
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