16: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/ 2014/10/29(水) 07:08:34.02 ID:9nuPyzhm0.net
お約束通り、彼は私の隣になに食わぬ顔で座った。
私の手はなぜか震えていて心臓が激しく警告音を鳴らしていた。
いや別にいいんだよ、どこの席に座るかはその人の自由だし。
でもさ、なんでやねん!!なんでやねん!!
なにがしたいんだ君は!
と心の中で叫び続けた。
彼はいつもように大人しく前を向いて座っていて、その様子があまりにも自然なのがかえって不気味だった。
17: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/ 2014/10/29(水) 07:12:53.87 ID:9nuPyzhm0.net
彼は何も悪いことはしていないし、注意するのもおかしい。
他に沢山席空いてますよと促したところでちゃんと理解してもらえるかわからないし、今まで物静かにしていたけど声をかけたことで激高されては困る。
というかそもそも声をかける勇気がなかった。
しかしここで私は名案を思いつく。なぜもっと早くこうしなかったんだ。
2人席に座るからいけないんだ。1人席に座ればいいんだ。
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