225: 名無しさん 14/04/12(土)23:44:54 ID:D2SqkL8wv
男「フィクションにおける主人公とかは、そういう命をかける場面に遭遇したりします」
男「そういうのに、昔は僕も自己投影してたりしてました」
男「でも、今はみっともなくても、みじめでも」
男「生きたいって懇願する人物のほうに、ついつい共感してしまうんでしょうね」
女「漫画とかに出てくる仲間を売って自分だけ助かる、みたいな悪役とかですか?」
男「ああ、そういうのですかね」
男「どうしてなんでしょうね?」
男「ああいう人たちが、さも間違ったもののように描かれてしまうのは」
女「みじめで、みっともないからじゃないですか?」
男「そういうことをする人より、命を投げ出す人のほうが好かれるんですよねえ」
226: 名無しさん 14/04/12(土)23:49:01 ID:D2SqkL8wv
男「ごめんなさい。愚痴っぽくなりましたね」
女「あなたの本当の性格が垣間見えましたね」
男「恥ずかしいです」
女「……でも、あなたの気持ち、今ならわかります。ほんの少しだけ」
男「嬉しいですね」
女「昨日夢を見たって言ったじゃないですか、わたし」
男「言いましたね」
女「透明人間になる夢を見たんですよ」