童貞コンビニ店員とレディースヤンキー→まさかの関係に発展!!

【PR】Akogare


443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/04(火) 21:33:14.66
ヘタレな俺は、すぐにその場からの離脱を考え少しずつ後ろに下がってた
けど、そん時に死んだじいちゃんの言葉を思い出した
俺は小さな頃からじいちゃんっ子だったから、いつもじいちゃんにべったりだった
そんなじいちゃんもその1年くらい前に死んじゃったけど、死ぬ前に俺に言った言葉がある
「困ってる知り合いがいたら、出来る限り助けろ。じいちゃんと約束しろ」
俺、じいちゃんと指切りして約束してたんだ
それを思い出したら、なんかこのまま逃げたらじいちゃんに怒られるって思った
だから俺、それまで一度も出したことなかった勇気みたいなのを振り絞って、その兄ちゃん達のところに行ったんだ

444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/04(火) 21:40:01.91

445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/04(火) 21:40:11.42
俺が人波をかき分けて、ナル男の前に出ると、さっそく族の兄ちゃん達がスンゲエ怖い目で俺を睨み付けてきた
「なんだよお前!!」「さっさと消えねえと殺すぞ!!」
俺、チビりそうになってた
それでそっから、必死に頭下げた
「すみまんせんでした」「こいつも悪気があったわけじゃないんです」「許して下さい」
なんで俺がこんなことしなきゃいけないんだって思いながらも、必死に謝ってた
最初の方は俺も胸ぐら掴まれたり、突き飛ばされたりもしたけど、それでも必死に謝って土下座までした
ずっとそれをしてたら、最初にナル男の胸ぐら掴んだ兄ちゃんが「もういい」って言ってきた
その言葉で、他の族の兄ちゃんがぞろぞろと離れて行って、最後に兄ちゃんが「お前に免じて許してやるよ」って俺の肩叩いて言ってきた
俺、その人にまた必死にお礼を言った
それで、ナル男の方にいったら、ナル男はガクブルしてた
しかも俺に、「来るのが遅いんだよ」なんて毒吐いてきた
まあ安心したからだろうって俺も気にせず、そのままバイトに戻った
ちなみに、ナル男は体調不良とか言って途中で帰った

446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/04(火) 21:50:46.55
それからはいつも通りバイトした
ナル男はしばらく休んだけど、それから普通に復活して、またいつものように俺に武勇伝を話してきてた
俺に一言も礼はなかったけど
それから一週間くらいたった時、何かが起こった
「付き合って下さい」
レジしてたら、目の前の姉ちゃんからいきなり告白された
しかもその姉ちゃん、レディースの人だった
それが、嫁
俺、意味が分からず、「え?」って顔で固まってた
そん時は上下ジャージ来て、髪も金に近い茶髪、眉もなくてマスクしてた
こんな人がなんでヘタレでダサい男に告白したのか分からなかった
そして、当時の俺の頭に浮かんだのは、ナル男の出来事
族関係の女に手を出せば、自分もああなるかもしれない
そう思ったヘタレな俺は、「すみません。僕なんかじゃあなたには合いません」って言って断った
そしたら、嫁は俯いて動かなくなった
でも、「分かりました」って言って出てった