リア充グループのカラオケに誘われ、途中で泣きながら帰ることになった理由wwwwwww

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1: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)18:40:54 ID:dIe

俺はいわゆる陰キャラ。教室の隅で寝てるふりしたり、昼休みには校内散策に出かけたり、授業中に当てられるだけで緊張で声が上ずってしまうよな、そんな人間だ

ある日、クラスで3番目くらいにリア充の太田から、カラオケに誘われた
太田「今週の日曜、6、7人でカラオケに行くんだけど、お前も来い」

 

2: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)18:41:27 ID:3Xn
ほう

 

5: ソニキチ◆I0QEgHZMnU 2015/03/18(水)18:42:43 ID:NW4
来いってなんで強要されてるんだよ

 

6: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)18:42:52 ID:dIe

なぜ俺なんかが誘われたか、これは後になってわかったことだが、クラス担任から「>>1くんが馴染めるように、必ず今月中に遊びに誘いなさい」と命じられたそうだ

そんなことはもちろん知らず、誘われたこと自体に素直に喜んだ。もちろん、それが気取られないように、内心で。
でも、最初は断った。カラオケなんて、母親と1回だけしか行ったことがない。
なにより、リア充たちのノリについていけるとも思わなかった。一緒にカラオケに行っても、お互い得なんてないと思ったからだ

 

7: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)18:44:09 ID:3Xn
ちゃんと先生のことを聞く太田君かっこいい

 

8: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)18:45:23 ID:dIe

俺「ごめん、太…田..くん(名前にイマイチ自信が持てないので、小声で)おれ、日曜は、よう、用事、あるから」
久しぶりに休み時間に声を発したので、言葉を区切ってゆっくり話した。
その3倍くらいのスピードで、クソリア充太田はこう言った

太田「あ?いいから来いよ。お前誘わないと面倒臭いんだよ」
これも後になってわかったことだが、俺とリア充たちが一緒に遊んでいる写真(写メ)を後日見せなさいと、
担任から証拠の提出も求められていたらしかった

 

9: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)18:46:03 ID:FWw
うわあ……

 

10: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)18:46:33 ID:3Xn
さらに悪化させる担任だな

 

11: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)18:47:02 ID:LPK
これ担任が馬鹿すぎる

 

12: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)18:47:47 ID:dIe
俺「いや、でも、でもでもね…」
太田「おっけ決定な。今週日曜な。誰もお前のアドレスとかライン知らないから、今のうちに集合時間と場所伝えとくわ」
名前くらいは聞いたことのあるランドマークの名前と、そこに行く時間を早口でまくしたてた後、
俺の意見も聞かずに太田はこう付け加えた
太田「あ、大丈夫。心配しなくてもいいから。別に歌わなくていいよ。俺らと一緒に一枚だけ記念に写真撮らせてくれたらもう帰っていいから」
13: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)18:48:00 ID:5kA
その教師が一番悪い

 

14: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)18:48:36 ID:tQc
うーんこの

 

15: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)18:49:55 ID:dIe
いじめられた経験がある不細工人間はわかってくれると思うが、「一緒に写真を撮りたい」と言われた時、
まっ先に思いつくのが写真の悪用である。
俺の写真を撮って「見てこいつめっちゃ不細工」とかTwitterで書かれるんじゃないかな…とかの杞憂を一瞬で考えたが、
それよりも「別に歌わなくていい」という事実が俺を安心させた。
それに、リア充たちと一緒に出かけると知ったら、きっと俺のことをいつも心配してくれている担任や母親は喜ぶだろう。
俺は、行くことにした

 

16: みくお◆Hatsune39o 2015/03/18(水)18:50:16 ID:JIz
教師結構力あるのな

 

18: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)18:50:52 ID:dIe
誘われた日、俺はいつものように就業後すぐに早歩きで家に帰った。
パートのない日だったので、母親の「おかえり」を久しぶりに聴くことができた。

 

20: 名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水)18:53:25 ID:dIe
俺は、今頃になって誇らしい気持ちでいっぱいになった。
今週の日曜、俺には予定があって、クラスの連中と、カラオケに行くんだぜ。
本当に嬉しかった。まるで俺が普通の高校生になったみたいだった。
母親にも自慢した。自慢というか、「俺…今週、行くから、友達と、カラオケ…」
誇らしい気持ちを精一杯抑えつつそう言った。
母親は、俺の誕生日の時以上の笑顔になって「そう。じゃあ日曜はお昼要らないね。ひょっとしたら夜もかな」と言った