幼少の頃、仲の良かった女友達が死んでから今も続く恐ろしい体験がこちら・・・

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80:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:36:46.25 ID:H74f5dFw0
翌日、俺は生きた心地のしないまま学校へと向かった。

そして学校の休み時間
俺は昨晩のショックが抜け切らず、頭を抱えていた。

どうしてお守りがあんなことに?
中学の時は何事も無かったのに何で?
もしかして加奈子さんの噂と関連があるのか?
疑問は尽きない。

81:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:37:28.62 ID:H74f5dFw0
クラスメートA「加奈子さんの噂って知ってる?」

クラスメートB「知ってる知ってる!」
俺は一瞬ビクッとなったが、クラスメートの会話に耳を傾けた。

クラスメートA「連れていかれるって噂だけど、B組のAさんは夢を見たって言ったっきり学校に来てないんだって!」

クラスメートB「こわーい!!」

俺「俺にもその話し、聞かせてくれないか」

クラスメートA「えっ」
突然の俺の登場に面食らった様子だったが、聞かない手はない。

クラスメートA「でも俺君ってそういうの信じないんじゃなかったっけ?」

俺「うん、でもまあ、ちょっと気になって」

クラスメート「ふーん、まあ良いけど」

こうして俺は、加奈子さんの噂の内容を聞いた。要約するとこうだ。

82:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:38:07.66 ID:H74f5dFw0
1、名前は加奈子さん
2、噂を聞いた人の夢に現れる
3、中学生か高校生くらいの女の子
4、長髪黒髪でチェックのシャツにスカートを履いている
5、眼球が無く、真っ黒であり、歯も舌もない
6、手を引っ張って連れて行こうとする
7、何日も夢を見ると、現実に現れて連れに来る

83:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:38:33.95 ID:mUYIaaoF0
寝る前に開いたのが、まさかのオカ板

84:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:39:45.33 ID:H74f5dFw0
・・・ん?
俺は違和感を感じた。

俺が見ていた夢と比較してみてどうだろうか。
5、6は正に俺の見ていた夢と合致する。
しかし、1、2、3、4が不可解だ。

90:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:46:10.12 ID:H74f5dFw0
まず、C菜は加奈子なんて名前じゃない、更にはクセっ毛のC奈と比べて容姿がかけ離れている。
仮に加奈子さんの夢が俺の見ていた夢と同じだとしても
あくまでC菜は俺とA男を連れて行きたいのであって、他人の夢に現れる意味が分からない。

そして、中学生くらいの女の子・・・C菜が亡くなった時は小学校4年生だ、中学生、ましてや高校生と見間違える可能性は低い。

うーん、考えれば考えるほど分からなくなる。
俺の頭の中はクエッチョンマークだらけだった。

91:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:49:02.95 ID:H74f5dFw0
俺「何で加奈子さんの噂って言われてるの?」
俺は率直に尋ねてみた。

クラスメート「知らない、夢に出てくる女の子が加奈子さんっていうんじゃないの?」

俺「うーん」

92:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:49:53.73 ID:H74f5dFw0
C菜の夢とは相違点が多いものの、全く同じ部分もある。
目と舌と歯が無くて、手を引っ張って行く少女・・・これは偶然の一致なのか?
更には、引きちぎられたお守り・・・。

ダメだ、考えれば考えるほど分からなくなる。
様々な疑問を抱えたまま、俺は帰路に着いた。

その日、お守りが無くなったことにより、夢を見てしまうのではないかと危惧したが
夢を見ることはなかった。

93:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:50:45.56 ID:H74f5dFw0
それからは、何事もなく日常が過ぎていった。
C菜の夢を見ることもなく、平和だった。
しかし、相変わらず加奈子さんの噂は続いていたが・・・。

そんなある日を境に、友人Aが学校に来なくなった。
まさか・・・とは思ったが、さしたる証拠も無いのに安易な考えは出来ない。
そんな心配を他所に、クラスメート達は勝手に噂をしている。

94:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:51:41.35 ID:H74f5dFw0
クラスメートA「絶対、加奈子さんに連れて行かれたんだよー」

クラスメートB「夢を見たって言ってたもんねー」
クラスメート達の無神経さに軽い苛立ちを覚えたが、確かに友人Aのことは気になる。

俺「調べてみるか」

95:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:52:11.37 ID:H74f5dFw0
しかし、友人と言っても携帯の番号やアドレスを知っているほどの仲では無かったため、まずは友人Aと親しかったクラスメートに話しを聞くことにした。

俺「なあ、最近Aを見ないけど風邪か何かか?」

クラスメートC「俺も分からねえ、メールの返事も無いし電話しても出ないんだよ」

俺「そうか、ありがとう」

96:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:52:57.81 ID:H74f5dFw0
これは担任の先生に聞いてみるのが早いだろう。

俺「先生、最近Aって何で休んでるんですか?」

先生「んー家庭の事情だ」

俺「家庭の事情?」

先生「ああ、落ち着いたら来るんじゃないか」

俺「そうですか」
そう言いつつも、俺は何か釈然としない気持ちを抱えていた。


97:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:53:47.79 ID:H74f5dFw0
そこで俺は直接Aの家へ行って聞いてみることにした。

何でここまでしているのか俺にも良く分からない。
でも、やはりあの噂はあまりにも気になる。

98:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:54:09.68 ID:GjFM2dH90
おい見てしまったじゃないか

大丈夫だよな?

99:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:54:19.79 ID:H74f5dFw0
ここか・・・

翌日、俺はクラスメートに住所を教えて貰い、放課後の時間を使ってAの家までやって来た。
Aの家はさほど学校から離れておらず、ごく普通の住宅街にあった。
一軒家だったが、かなり古い作りで、所々がひび割れている。

俺「A、居るかな、居たとしても何を話せば良いんだろうか」
突然押しかけてきて、迷惑だよなあ・・・
そう思いながら、玄関のチャイムを押す。

101:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:55:25.14 ID:H74f5dFw0
・・・

・・・

返事がない。

俺「留守かな」

その後何度も押しても、誰かが出てくることはなかった。

ふ、と家を見上げてみる。

俺「ん?」

窓際の所、女性が立っている。
あんなにチャイム鳴らしたのに何で出ないんだろうか。

ずっと窓際を見ていると、女性がこっちを向いた。

102:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:56:37.50 ID:H74f5dFw0
俺「う・・・」
曇りガラスのせいでぼやけて見えないが、面と面で向き合った瞬間、なんとも言えない寒気がした。

俺「え?」

俺と目が合った後、女性はなぜか、腕を伸ばし、顔と腕をガラスに張り付けた。

掌と腕を、べったりと。

103:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:58:19.92 ID:H74f5dFw0
俺「お、おじゃましました!!」

あまりの不気味さに、俺は聞こえるはずもないのに声を出して、逃げるように去った。

何なんだよアレ・・・おっかねえ。

Aの姉か妹だろうか?何であんなに鳴らしたのに出てくれなかったんだろうか。

尤も、あんな不気味な人が出てこられても困るが・・・。

104:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:59:19.78 ID:H74f5dFw0
翌日、気になった俺はクラスメートに尋ねてみることにした。

俺「なあ、Aって姉か妹っていたっけ?」

クラスメートC「いやーアイツは一人っ子のはずだぞ」

俺「そ、そうか」
まあ、母親という可能性も0ではないが・・・

そこから何日も経過したが、相変わらずAは学校に登校して来なかった。

105:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 02:00:21.93 ID:H74f5dFw0
そして、ある日の晩

ちょっと小腹が減っていた俺は、コンビニまで自転車で走ることにした。

時間的には結構な夜中だったが、コンビニまですぐだし、気にしないことにした。

そんな中、コンビニへ向けて軽快に自転車を走らせている最中、後ろから大声で呼び止められた。

106:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 02:01:09.44 ID:H74f5dFw0
???「そこの君!!止まりなさい!!!」

俺「え?」
振り向いて見ると、自転車に乗っている警官だ。

俺は立ち止まり、警官が近づいてくるのを待った。
警官はかなり、怒った顔をしている。

やっば・・・、夜中に出たから怒られるのかな

108:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:02:02.52 ID:PmrOEy8F0
やばい・・・こわい・・・
自分の後ろが気になる・・・

109:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 02:02:04.46 ID:H74f5dFw0
警官「二人乗りなんてしちゃダメじゃないか、そんなスピード出して!!」

俺「え?」

警官「後ろの子は・・・あれ?」

俺「俺、二人乗りなんてしてないっすよ」

警官「そんなはずはないだろう?女の子が後ろからしがみ付いているのが見えたぞ」

111:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 02:04:26.93 ID:H74f5dFw0
一瞬、ゾワッとした・・・そんなハズはないだろう。しかし警官は真剣な表情だ。

警官「み、見間違いか・・・いや、しかし確かに」

警官はブツブツ言っていたが、俺は気が気ではなかった。

警官「と、とりあえず夜中の外出は控えるように!」

その後、軽く小言を言われて俺は家に帰された。

112:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:05:34.68 ID:PmrOEy8F0
ギャアアアアアアアアアア!!!
急に水道から水が出た!!!!

113:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 02:05:46.78 ID:H74f5dFw0
なんと言うタチの悪い冗談なんだろう

きっと、俺を怖がらせて夜中の外出をさせないようにしたんだろうな!
きっとそうだ!

・・・・・・

俺の心は全く晴れなかった。

俺の中で何かが、ヤバイ、と警告していたのだ。

確実に俺の周囲で何かが起きている。

114:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 02:06:48.56 ID:H74f5dFw0
すまない、眠気の限界が来てる

また明日の夜書くってことで良いかな?

115:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:07:34.55 ID:PmrOEy8F0
お、おう・・・(; ・`д・´)…ゴクリ…(`・д´・ ;)

116:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:09:16.63 ID:Ra0RqW1E0
やべえ 寒気が…

118:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:09:25.35 ID:MyrxQyLSO
おいばか寝るな!寝たらヤバい!

120:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 02:10:09.47 ID:H74f5dFw0
全て話した時に分かるけど、俺は事情により殆ど眠れないんだ
なるべく早く書けるようにするよ、また夜中かもしれないけど

まだ興味を持ってくれてる人がいたら保守してくれてたら嬉しい

123:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:10:35.68 ID:GjFM2dH90
これは久々に怖いスレ

126:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:19:19.92 ID:u7roW+4O0
今追いついた
怖すぎ眠れない

127:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:19:30.69 ID:gZiijzmdO
気になるじゃないか
待つとしよう

133:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:35:14.79 ID:rBf7b09B0
怖いてぇてぇ

135:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:43:41.86 ID:mnKPDLI9O
おい

おい…

140:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 03:06:18.41 ID:owd+1XLU0
ふざけんな滅茶苦茶怖いじゃないか・・・。

143:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 03:15:09.18 ID:W1Mb+YmcP
面白いけど…

146:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 04:21:40.56 ID:FEq5V++ei
こわすぐる‥

157:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 07:58:42.62 ID:3uvs/id90
取り敢えず墓参りいけよ

166:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 09:40:29.86 ID:mrysuautO
こえええええ
もう昼寝も出来ない

167:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 09:41:56.07 ID:A16ooheY0
>>1
なかなか文才があるな

171:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 11:02:21.67 ID:p9lidxaDO
読み終わった
ちょっと気になったんだけど、お守りはずっと枕の下に入れてたの?
中学時代から?
その間一度も確かめなかったのか?
それとも数日の間に変質したってことかな

181:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 14:40:53.73 ID:H74f5dFw0
ちょっとだけ戻ってきました。

拙い文なのに読んでくれてありがとう
釣りと言ってる人も読んでくれてありがとう

またすぐ出なければならないので、続きは23時頃になります
では、また後ほど

>>171
文にも書いたけど、外泊する際は持ち出してたから確認はしてた
でも、しばらく夢を見ていなかったから、細かく確認はしていなかった

182:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 14:47:40.72 ID:0h51nPhN0
続きまた頼むぜ

185: 忍法帖【Lv=19,xxxPT】(1+0:8) :2013/04/30(火) 15:20:18.25 ID:du6WUXqz0
こわいよ

186:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 15:22:28.24 ID:bR9vvSTE0
このスレ開いたら猫がうるさくなった

188:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 15:41:02.49 ID:w3YepDFMO
このスレ読んだら
ウンコに血が付いてました

193:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 16:32:35.72 ID:u7roW+4O0
C菜は何故地獄におちたんだろう

ほしゅ

195:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 17:03:36.68 ID:CuABair4P
>>193
オカ板的に言えば
闘病中に悪魔に騙されて契約してしまったとか

196:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 17:06:07.57 ID:OfiNi5Tc0
怖すぎワロタ

204:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 17:55:41.40 ID:CuABair4P
オカ板住人なんだけど
なんか似た話見たことあるんだよな

探してくる

211:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 18:48:07.63 ID:/1kYecZO0
トモダチコレクション 新生活でC菜ちゃんのMiiをつくったったw
これで寂しくないぞ。99名のお友達がいる。
オカルトキャラはいくつも作ってあるんでC奈ちゃんが
俺の夢に出てきたとしても怖くはないな。
やべえのいっぱい作ってあるから。

214:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 19:21:51.10 ID:mrysuautO
>>211
そのマンションにだけは住みたくねぇwww

219:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 20:27:42.22 ID:xR+cfz+U0
一人で寝れなくなるわ

220:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 20:30:51.52 ID:pbA9Jre/0
C菜と加奈子ってもしかして姉妹だったりして……

226:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 20:48:15.64 ID:NwomxAxnP
夢見なかったなー
個人的な予想も入れてまとめてみると、

C菜が重病を患う
悪魔と契約?
・代償に目と口を失う
・呪いを広めるために写真を撮る
・ママは共犯
時間が経って(つまり高校生になって)効力を表す
・知り合いが学校こなくなる
・家に行ってら変な女がいた(写真破り捨てたから>>1を探してる?)←イマココ

~~~

A男が最近連れていかれる?
次は>>1だからそれを回避すべく広めてる?

なーんてな。これじゃ安っぽいな

232: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】(1+0:8) :2013/04/30(火) 21:25:07.42 ID:T14ceQnD0
釣りにしても話として面白いからおk

251:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 23:58:39.56 ID:H74f5dFw0
大変遅くなりました、遅れてすいません。

254:名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 23:59:51.61 ID:Lu1dzyf9P
wktkが止まらない

256:名も無き被検体774号+:2013/05/01(水) 00:03:01.80 ID:tfM2qm6J0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!

259:C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/05/01(水) 00:04:07.35 ID:H74f5dFw0
放課後、俺は頭を抱えていた。

不可解な現象、もはや怪異と呼べるような内容が立て続けに起きている。

そしてAについてだ。
これはもう、何かしらの事態がAに起こったと考えるのが妥当だろう。

仮に家庭の事情だとしても、友人達にメールの一つも寄越さないのは異常だ。

それに、あの異様な家・・・。