1:名無しさん@おーぷん:
これは高校の時にお世話になった先輩から聞いた話なんやけど、その先輩は大学に入ってから一人暮らしを始めたらしんや。んで、最初は結構いいとこ借りて住んどったらしいんやけど色々ゴタゴタがあって引っ越すことにした。
2:名無しさん@おーぷん:
んで、最初は結構いいとこ借りて住んどったらしいんやけど色々ゴタゴタがあって引っ越すことにした。次に借りた部屋なんやけど、結構ボロボロなんやと。
3:名無しさん@おーぷん:
怖いなぁ怖いなぁ
寒いなぁ寒いなぁ
6:名無しさん@おーぷん:
風呂は付いてないし、日当たりも悪い。天井にはネズミかなんかがおるせいで物音がする。しかも近くに街灯もあんまないから夜になったら外は真っ暗なんやて。
7:名無しさん@おーぷん:
まぁ先輩自体は研究?とか外で遊ぶのでほとんど家におらんから気にしてなかったらしいんやけどな。
8:名無しさん@おーぷん:
ほう
9:名無しさん@おーぷん:
そんでそんな感じで過ごしてたある日、先輩が夜何となく外を見たらしいんやが、窓の外に女が立っとったらしい。
先輩の部屋は2階やし、そもそも部屋の電気も消しとった時やからその女の姿がはっきり見えてる時点で先輩はあ、これ幽霊やなって確信したんやと。
12:名無しさん@おーぷん:
んで次の日に不動産屋と大家にその事を話したらしいんやけど別に部屋自体は曰く付きでもなんでもないし、初めてそんな相談が来てびっくりしとったらしい。
13:名無しさん@おーぷん:
普通やったらそこで引っ越すなりお祓いするなりすればええんやが先輩も変な人で曰く、そんなんしたら幽霊に負けた気がするけせんとか言って放置しとったらしい。
14:名無しさん@おーぷん:
んである程度その状況に慣れてきたときに先輩は幽霊をじっくり観察したらしいんや。ビジュアルはまあ幽霊を絵にかいたような感じで、ずっとなんかを繰り返し呟きようらしい。
15:名無しさん@おーぷん:
んでしばらくしてなんて言いようかわかった。「でていけでていけ」ってずっと繰り返して言いようらしい。まぁようおるような幽霊やな。
16:名無しさん@おーぷん:
んで、それに対して先輩は「なんで俺が出ていかなあかんのや」みたいな感じで逆にムキになったらしい。アホみたいやなぁってその話聞いた時は思ったわ。
17:名無しさん@おーぷん:
んでまたある日、先輩のしてた研究が夜通しあったらしくて、帰ったのが昼頃になったことがあった。んで夏頃やから暑い暑い。仕方ないから窓を開けっ放しにして寝とったんや。
19:名無しさん@おーぷん:
そしたら気づいたら深夜に入っとった。そんで起きた瞬間、目を開ける前からきづいたんだと。幽霊が自分の上におるって。
20:名無しさん@おーぷん:
エッッッッッッッ
21:名無しさん@おーぷん:
「でていけでていけでていけ」今度は声が明瞭に聞き取れた。んで、ずっと目を瞑っとくわけにもいかんから勇気をだして開けたら、案の定幽霊は寝とる先輩の上に立っとるわけよ。
22:名無しさん@おーぷん:
でも変なことに幽霊は先輩の方を見ないでずっと天井の方を見よったらしい。幽霊はずっと「でていけでていけ」って言いよる。
23:名無しさん@おーぷん:
そしたら、天井のほうがいきなりガタガタってなんかが暴れ回りだしたんや。んでその天井にいる何かが押入れに落ちた。(押入れと天井が繋がっとる構造やったらしい)
24:名無しさん@おーぷん:
そしたら幽霊はスゥーとおらんくなった。んで、いみがわからんくなった先輩は意を決して押入れの中を見たんや。そんなかにおったのは、今度は泡を吹いて気絶しとる人間の女やった。
27:名無しさん@おーぷん:
実は先輩が引っ越したのはその女からのストーカー被害が原因やったんや。でもどうやってかは知らんけどそのストーカー女は先輩の部屋を探り当ててずっと天井で生活しよったらしい。
28:名無しさん@おーぷん:
読んどるで
29:名無しさん@おーぷん:
その後すぐ先輩は警察を呼んで女は無事逮捕されたんやけど、天井裏を見たら色んなものが散乱しとって明らかに長期的に生活した跡があって、凶器らしきものもあった。
30:名無しさん@おーぷん:
そんなことがあって先輩は幽霊に対して好感情を抱くようになった。自分を守ってくれたあの幽霊は守護霊かもしれん、ってな。だから今ではその窓にお供え物とかして、幽霊に感謝の気持ちを表しとるらしい。ここまでが先輩から聞いた話。
32:名無しさん@おーぷん:
はえ~