ある集落での恐怖体験
特定の地域にまつわる不思議な話や迷信などは日本全国に数多く存在します。
今回は九州のある地域のお話です。
忌み嫌われている地域に隠されていた不思議な家系とは…
九州のある地域の話。
仮だがS区という地域の山を越えた地域の裏S区って呼ばれてる地域の話。
現在では
裏とは言わずに「新S区」って呼ばれてる
がじいちゃん、ばあちゃんは今でも裏S区と呼んでる。
まぁ、裏と言うのは良くない意味を含んでる。
この場合の裏は部落の位置する場所を暗に表してる。
高校時代は部落差別の講義も頻繁にあるような地域。そこでの話。
(あくまで体験談&自分の主観の為部落差別、同和への差別の話ではありません)
今から何年か前に男の子(仮にA)が一人行方不明になった。
(結局自殺してたのが見つかったけど)
俺はS区出身者。
彼は裏S区出身者だけどS区の地域にある高校に通ってた。
まぁ、彼は友人だった。
あくまで「だった」だ。
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・・
・・・
この地区の不思議な家系とは…
1年の頃は仲良かった。
彼が一人の生徒をいじめるまでは。
いじめられたのは俺。
周りはだれも止めない。止めてくれないし、見てもない。
傍観者ですらなかった。必死にやめてと懇願しても殴る、蹴る。
俺は急に始まったから最初はただの喧嘩と思い殴りあったが、
彼の体格と俺のでは全く強さが違う。
でも、次の日も急に殴ってきた。意味も無く。理由を聞くも答えない。
薄っすらと笑ってたからもう兎に角怖かった。
ある日いきなりAが学校に来なくなった。
俺はかなりうれしかった。
でも、もうその状況では誰も俺に話かける奴はいなかった。
初めての孤独を味わった。
多数の中に居るのに絶対的な孤独だった。
それからAが3週間学校を休んだある日、
先生が俺を呼び出した。
ここからは会話
先生「お前Aと仲良かっただろ?」
俺 「いえ・・。」
先生「う~ん・・・。お前Aをいじめてないか?」
俺 「はい??え?俺が??それともAが俺を???」
先生「いや、お前が。大丈夫誰にも言わんから言ってみろ。問題にもせんから」
俺 「いや、俺がですか???」
このときは本当に意味が分からなかった。
先生の中では俺がいじめてることになってるし。
で、俺は本当のことを言うことにした。
俺 「本当は言いたくなかったけど、俺がいじめられてました・・。
皆の前で殴る蹴るの暴力を受けてましたし・・・。」
先生「本当か??お前が??他の生徒も見てたか??」
俺 「見てましたよ。っていうか何で先生は俺がいじめてるって思ったんですか?誰かが言ったんですか?」
先生「いや・・・。いや、何でも無い。」
先生の態度がこの時点で明らかにおかしい。
何故か動揺してる感じ。
それから数分二人とも無言。
その数分後にいきなり先生が言い出した。
先生「Aがな、休んどるやろが?なしてか分からんけど、
登校拒否みたいな感じでな家に電話しても親がでておらんって言うてきるんよ。」
俺 「・・・。」
先生「そんでな、昨日やっとAと連絡とれて、色々聞いたんよ。
そしたらAが言ったのがお前が怖いって言うんよ。」
俺 「はい??俺が???」
先生「う~ん・・・。そうなんよ。お前が怖いって言って聞かんのよ。」
俺 「いやいや、俺が?逆ですけどね。俺はAが怖いし」
先生「ほうか、いや、分かった。もっかい聞くけどお前はいじめてないな?」
俺 「はい。」
って言うやりとりの後解放されて、自宅に帰った。
実際のイジメって多人数を1人でイジメルものだと思ってた。
中学生の時にイジメを見たことあったからそのときのイメージをイジメだと思ったし、
よく聞くイジメも大体が多人数が1人にお金をたかる、トイレで裸にする。
こういうことをすることだと思ってた。
まさか、たった一人の人間がたった1人の人間をイジメルのに先生まで巻き込み俺一人だけをのけ者にしようとしてるとは思わなかった。
生まれて初めて人に殺意を抱いた。
ぶん殴るとかじゃなく、ぶっ殺したい。って本気で思った。
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