白髪オッサンは「は?なんでや?w」と言ってきました、
当たり前です。
でも私はあまりの恐怖で感覚がマヒしてたんだと思います。
自分で言うのもおかしいですが、
とんでもないことをし始めました
どうしても名刺が欲しかった私。
なんとオッサンのスーツの懐を
手で探って財布を取り出したのです。
後ろの若い衆が立ち上がり
コッチに来ようとしましたが、
そこは怖いもの無しのバーサク状態の私。
「ぐるなよ~!!!ぐるなよ~!!!」と言い
相手を牽制しました。
が、ここで思わぬ誤算がありました。
白髪のサイフには名刺が無かったのです!
そう!当時は名刺入れなんて存在を知らなかったので
私は白髪に「めいし~めいいいいいしいいいい!」
と叫ぶと白髪の顔は恐怖で歪んでいました。
そして「な、なんや?名刺が欲しいんか?」と言い
「わかったw分かったから落ち着け!な?な?」
と言った時点で私は勝利を確信しました。
そして白髪に名刺を貰うと
泣きじゃくりながら「あびがとな~!!!」
とお礼を言い颯爽と立ち去りました。
そして次の日に
イジメっ子にその事を全て話しました。
が、結局信じて貰えず
結局はイジメられる日が卒業するまで続きました……。
fin